VIXが17台へ一段低下し株高が継続。日経平均は週間+2.7%で100日間レンジの89%まで上昇、NYダウも+3.2%の続伸。BTCは+8.5%、ETHは+9.6%の大幅続伸。WTI原油は2週連続-13%急落で84ドル台に。USD/JPYはSMA25を下抜けドル弱含みが鮮明。一方でCAD/JPYは真のパーフェクトオーダーへ転換。
日経平均は58,476円で週間+2.7%(+2,055円)の続伸。週間始値56,421円から週間高値59,688円まで急伸する場面があり、SMA25(54,525円)・SMA50(55,367円)を大きく上回っています。レンジ内位置は89.4%と先週の69.0%からさらに急上昇し、100日間の高値圏にあります。ただし金曜日(4月17日)は-1,042円(-1.751%)と急反落しており、高値圏での上値の重さが出てきました。月間でも+9.6%(+5,103円)と大幅上昇しており、短期的な過熱感が意識される水準です。
NYダウは49,447ドルで週間+3.195%(+1,531ドル)の続伸。先週の47,917ドルからさらに上昇し、レンジ内位置は80.5%まで回復しました。週間高値は49,718ドルで、50日線(47,941ドル)を明確に上抜けています。SMA5(48,649ドル)・SMA25(46,934ドル)いずれも下方に位置し、チャートの形は良好です。原油急落によるインフレ懸念の後退とVIXの低下がセンチメントを改善し続けています。月間では+7.4%(+3,426ドル)の大幅上昇。
米10年国債利回りは4.25%で週間-0.07ポイント(-1.645%)と低下。先週の4.32%から続落しており、原油の2週連続急落がインフレ圧力の後退として市場に受け止められています。SMA25(4.31%)を下回り、レンジ内位置は54.9%と中位。SMA5(4.28%)・SMA25(4.31%)がいずれも上方にあり、利回り低下(債券価格上昇)の方向感が出てきました。月間では-0.04ポイント(-0.818%)とほぼ横ばいです。
VIX指数は17.48で週間-9.1%(-1.75ポイント)の一段低下。先週の19.23から17台へと下がり、レンジ内位置はわずか18.7%と100日間のレンジ内でもかなり低い水準です。SMA25(23.64)・SMA50(22.50)が大きく上方にあることから、直近の急低下の大きさが際立ちます。月間では-27.3%(-6.58ポイント)と急激な低下で、3月中旬の35台から2か月で半減した計算になります。この水準は市場の安心感が高いことを示す一方、逆張り的には警戒が必要な局面とも言えます。
ビットコインは12,257,041円で週間+8.487%(+958,901円)の大幅続伸。先週の11,607,083円から1,200万円台を突破しました。SMA25(11,207,878円)・SMA50(11,121,720円)を大きく上回り、レンジ内位置は46.6%と中位まで回復。週間高値は12,275,903円で、月間では+15.3%(+1,626,856円)の大幅上昇です。SMA5(11,948,512円)も下方に位置し、短期・中期ともに上向きの形になってきました。リスクオン環境の改善を素直に反映しています。
イーサリアムは383,633円で週間+9.591%(+33,575円)とBTCを上回る大幅続伸。先週の350,079円から380,000円台まで急上昇しました。SMA25(345,227円)・SMA50(336,931円)を明確に上回り、レンジ内位置は41.6%と先週の31.5%から大幅改善。週間高値は385,057円で、月間では+20.1%(+64,230円)の大幅上昇です。BTCとともにリスクオン相場の牽引役となっています。
WTI原油は84.00ドルで週間-13.016%(-12.57ドル)の急落。先週の95.63ドルから2週連続の二桁下落で、2週間で111.54ドル→95.63ドル→84.00ドルと合計-27.54ドル(-24.7%)の急落となりました。週間始値は102.00ドルで週中に78.97ドルという週間安値まで下落する場面もあり、乱高下が続いています。SMA5(92.07ドル)・SMA25(97.38ドル)がいずれも大きく上方にあり、チャートの形は悪化しています。レンジ内位置は45.0%と中位ですが、週間変動の大きさが際立ちます。
金は4,849.4ドルで週間+1.838%(+87.5ドル)の続伸。先週の4,771.0ドルからSMA25(4,702.29ドル)を明確に上抜けました。レンジ内位置は52.6%と先週の48.0%からさらに改善し、中間水準を超えてきました。SMA50(4,893.16ドル)が目前に迫っており、この水準の突破が来週の焦点です。週間高値は4,917.7ドルで、100日間高値5,586.2ドルからはまだ-13.2%の距離がありますが、3月の急落からの回復は着実に進んでいます。
銀は80.93ドルで週間+6.035%(+4.61ドル)の大幅続伸。先週の76.03ドルから80ドルの大台を回復しました。レンジ内位置は44.8%と先週の38.1%から大幅改善。SMA25(74.64ドル)を大きく上回ってきましたが、SMA50(78.73ドル)を突破したことで中期的な回復の流れが確認できます。週間高値は83.25ドルで、100日間高値121.3ドルからはまだ-33%と大きな下落幅がありますが、底打ちからの回復が続いています。
白金は2,114.4ドルで週間+3.187%(+65.3ドル)の続伸。先週の2,055.3ドルから2,100ドルの大台を回復しました。レンジ内位置は44.9%と先週の40.8%から改善。SMA25(1,997ドル)・SMA50(2,073ドル)をともに上回り、2,000ドルを安定的に維持する形になってきました。週間高値は2,170.0ドルで、貴金属3品目(金・銀・白金)がそろって先週から続伸しているのは、金属全般への需要が回復していることを示しています。
上海総合(4,051.43)は週間+1.636%(+65.2ポイント)の続伸。週間始値3,971.2から4,058.6の高値をつけ、SMA25(3,969.44)・SMA50(4,042.31)を上回りました。レンジ内位置は63.8%と先週から改善。インドSENSEX(78,494)は週間+2.43%(+1,862ポイント)の続伸。週間高値78,730まで上昇し、SMA25(75,545)を明確に上回っています。レンジ内位置は47.5%と先週の34.8%から大幅回復。グローバルなリスクオン相場が両市場の上昇を後押ししています。
チャートをざっくり3グループに分けると——
🟢 上昇トレンドが続いている:EUR/JPY・GBP/JPY・AUD/JPY・CHF/JPY(クロス円4ペア全SMA上)、CAD/JPY(真のPOへ転換)、EUR/USD・GBP/USD・AUD/USD(全SMA上継続)、日経平均(+2.7%)、NYダウ(+3.2%)、BTC(+8.5%)、ETH(+9.6%)、Gold(+1.8%)、Silver(+6.0%)、Platinum(+3.2%)、上海総合・インドSENSEX
🔴 下降トレンドが続いている:WTI原油(2週連続-13%急落)、EUR/AUD(下降PO継続)、EUR/GBP(下降PO継続)
🟡 方向感を探っている:USD/JPY(SMA25割れ・ドル弱含み)、USD/CAD・USD/CHF(全SMA下・ドル安)、NZD/USD(SMA50を上抜けられず)、EUR/CHF(SMA100・200が上値)、米10年国債利回り(利回り低下方向)
ひと言でまとめると、「ドル安・株高・原油安の三拍子──リスクオンが2週連続で加速」という週でした。VIXが17台まで低下し、BTCは1,200万円台を突破。原油の急落でインフレ懸念が後退し、FRBの利下げ期待が市場を支えています。来週は日経がレンジ高値圏に位置するだけに、押し目待ちか高値追いかの判断が難しい局面です。
ドル円は158.602円で週間-0.421%の小幅続落。先週159.27円台から25日線(159.146円)を下抜け、SMA25位置が「下」に転落しました。SMA50(157.555円)・SMA100(156.918円)・SMA200(153.385円)はまだ価格の下に位置しており、SMA配列は上昇パーフェクトオーダーを維持していますが、価格がSMA25を下回った点は注意が必要です。SMA25との乖離率は-0.342%と直近で最も弱い水準。週間高値は159.861円で、75日間高値の160.442円には届きませんでした。ドル安の流れが短期的に続いていると言えます。
クロス円は4ペアとも全SMAを上回る形を維持。EUR/JPY(186.557円、週間-0.094%)は週間ほぼ横ばいで推移し、75日間高値187.949円に今週の高値が並ぶ水準まで上昇する場面もありました。SMA配列は上昇パーフェクトオーダーが継続。GBP/JPY(214.374円、週間ほぼ変わらず)も全SMA上でパーフェクトオーダーを維持。AUD/JPY(113.68円、+1.058%)は堅調に続伸し、SMA200(102.964円)からの乖離率は+10.4%と全通貨ペア中最大の過熱感。CHF/JPY(202.858円、+0.496%)は全SMA上ですが、SMA25(201.181円)とSMA50(201.228円)がほぼ同水準で並ぶため、SMA配列は混在となっています。ドル安の影響でドル円が弱含む中、クロス円は底堅く円高耐性を見せた形です。
EUR/USDは1.1767で週間+0.341%の小幅続伸。先週に続き4本のSMAすべてを上回る形を維持しています。SMA25(1.1598)・SMA50(1.1672)・SMA100(1.1699)・SMA200(1.1674)がいずれも1.15〜1.17台に並ぶ中、価格は1.1767とSMA上位を堅持。SMA25乖離率は+1.457%とほぼ先週並みで勢いは続いています。SMA配列は混在(SMA50>SMA25)のため本格的なパーフェクトオーダーには至っていませんが、75日間高値1.2085まであと約2.7%と着実に近づいています。
GBP/USDは1.3519で週間+0.426%の小幅続伸。先週の大幅反発に続き全SMAを上回る形が2週連続で続いています。SMA25(1.3356)・SMA50(1.3424)・SMA100(1.3442)・SMA200(1.3413)の1.33〜1.34台が引き続きサポートゾーンとして機能。USD/JPYのSMA25割れやUSD/CAD・USD/CHFの全SMA下と同様、ドル売り圧力がGBP/USDの上昇を支えています。SMA配列は混在ですが、チャートの形は良好です。
AUD/USD(0.717)は週間+1.516%と続伸し、SMA25(0.7007)・SMA50(0.7040)・SMA100(0.6883)・SMA200(0.6710)の全SMAを上回る強い形が続いています。SMA200乖離率は+6.854%と大きく、短期的な過熱感が出てきました。SMA配列は混在(SMA50>SMA25)ですが、勢いは維持。NZD/USD(0.5885)は週間+0.8%と小幅続伸ですが、SMA50(0.5889)を依然として上回れず足踏み。SMA25(0.5808)は上回っており、SMA100(0.5857)・SMA200(0.5846)も上回っていますが、SMA50のみ超えられない状態です。
ドル高系通貨ペアはドル安圧力が強まっています。USD/CAD(1.3692)は週間-1.039%と下落し、SMA25(1.3806)・SMA50(1.3722)・SMA100(1.3757)・SMA200(1.3818)の4本すべてを下回る「全SMA下」に転落。SMA配列は混在ですが、USD安・CAD高の流れが顕著です。USD/CHF(0.7815)も週間-0.904%と下落し、SMA25(0.7910)・SMA50(0.7829)・SMA100(0.7876)・SMA200(0.7941)すべてを下回っています。先週のSMA25・SMA50割れに続き、全SMA下への転落です。EUR/CHF(0.9195)は週間-0.581%と小幅安。SMA25(0.9173)・SMA50(0.9136)は上回っていますが、SMA100(0.9213)・SMA200(0.9269)がまだ上にあり、下降トレンドからの完全脱却はできていません。
EUR/GBP(0.8699)は週間-0.096%の小幅安。SMA25(0.8683)・SMA50(0.8694)は上回っていますが、SMA100(0.8703)・SMA200(0.8704)が上にあり、SMA配列は下降パーフェクトオーダーのまま。GBPの相対的な強さが続いています。CAD/JPY(115.808円)は週間+0.66%で注目すべき変化がありました。先週は終値115.049円がSMA25(115.47円)を下回っていましたが、今週は終値115.808円>SMA25(115.260円)となり、SMA配列・SMA25位置ともに上昇パーフェクトオーダーの「真のパーフェクトオーダー」に転換。SMA200(111.007円)からの乖離率は+4.325%。EUR/AUD(1.64)は週間-1.115%と下落継続で4本のSMAすべてを下回る下降パーフェクトオーダーが続いています。AUD優位の構図は変わらず。