ニュージーランドドル(NZD)が前週最弱8位(-2.2104)から首位(+0.5802)へ+7ランクの再逆転を演じ、過去6週で3度目の首位となりました。変化率の下位7ペアすべてがX/NZD形式という「完璧な全方位型NZD高」で、2週前(fx-strength-22)に続くNZD全面高の再来です。一方、カナダドル(CAD)が4位(+0.3895)から最弱8位(-0.5721)へ-4ランク下落し、X/CAD全7ペアでCADが下落する「全方位型CAD安」を記録。WTI原油の週間-6.25%急落(月間-16%)が直撃しました。米ドル(USD)は首位から5位(-0.1751)へ-4ランク後退し「首位通貨の翌週後退」が続く一方、USD/JPYは160.21円で160円台を維持。注目すべきは強弱指数の振れ幅で、前週±2.2前後だった指数が今週は最大でも±0.58へ急縮小し、先週のリスクオフ・ショック沈静化とともに振り子の振幅が一気に収まりました。
| 順位 | 通貨 | 強弱指数 | 前週 | 可視化 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 🇳🇿 NZD | +0.5802 | 8位 ⬆ | |
| 2 | 🇬🇧 GBP | +0.4382 | 3位 → | |
| 3 | 🇪🇺 EUR | +0.3060 | 5位 ⬆ | |
| 4 | 🇯🇵 JPY | -0.1089 | 2位 ⬇ | |
| 5 | 🇺🇸 USD | -0.1751 | 1位 ⬇ | |
| 6 | 🇦🇺 AUD | -0.1801 | 7位 → | |
| 7 | 🇨🇭 CHF | -0.2882 | 6位 → | |
| 8 | 🇨🇦 CAD | -0.5721 | 4位 ⬇ |
| 順位 | ペア | 変化率 | 方向 |
|---|---|---|---|
| 1 | GBP/CAD | +0.902% | GBP上昇 / CAD最弱 |
| 2 | EUR/CAD | +0.810% | EUR上昇 / CAD最弱 |
| 3 | GBP/CHF | +0.631% | GBP上昇 / CHF劣後 |
| 4 | GBP/AUD | +0.562% | GBP上昇 / AUD劣後 |
| 5 | EUR/CHF | +0.497% | EUR上昇 / CHF劣後 |
| 順位 | ペア | 変化率 | 方向 |
|---|---|---|---|
| 最下位 | CAD/NZD | -1.003% | CAD最弱 / NZD首位 |
| -2 | CHF/NZD | -0.775% | CHF劣後 / NZD首位 |
| -3 | AUD/NZD | -0.670% | AUD劣後 / NZD首位 |
前週最弱8位(-2.2104)だったNZDが、今週は首位(+0.5802)へ+7ランクの再逆転。NZDは過去6週で「1位→7位→3位→1位→8位→1位」と推移し、これで3度目の首位です。変化率の下位7ペアすべてがX/NZD形式という「完璧な全方位型NZD高」で、2週前(fx-strength-22)と同じ構図が、先週の「完璧な全方位型NZD安」を挟んで鏡写しに再来しました。先週のリスクオフ・ショックが一週間で沈静化(VIXは週間-17.8%で17.68へ低下)し、売られすぎていた高ベータ通貨に資金が出戻ったことが主因です。RBNZのハト派観測による前週の急落が、行きすぎの反動として買い戻された格好です。
CADが前週4位(+0.3895)から最弱8位(-0.5721)へ-4ランク下落。GBP/CAD(+0.902%、今週全28ペア中最大の上昇率)、EUR/CAD(+0.810%)を筆頭に、JPY/CAD(+0.403%)、AUD/CAD(+0.346%)、USD/CAD(+0.341%)と、X/CAD全7ペアでCADが下落する「全方位型CAD安」を記録しました。CADは過去6週で「8位→2位→8位→6位→4位→8位」と推移し、これで3度目の最弱です。直接の引き金はWTI原油の急落で、週間-6.25%・月間-16%と地政学リスクの後退が鮮明になり、産油国通貨であるCADの重荷となりました。
前週首位(+1.5758)だったUSDが、今週は5位(-0.1751)へ-4ランク後退。「首位通貨が翌週に順位を落とす」パターンが今週も継続し、この連鎖は約9週連続に達しています。USD/CAD(+0.341%)でカナダドルには優位を保ったものの、USD/NZD(-0.638%)でNZDに、USD/GBP(-0.517%)でポンドに、USD/EUR(-0.380%)でユーロに劣後。先週のリスクオフで買われた安全資産(ドル)が、リスクオン回帰で売り戻されました。ただしUSD/JPY(-0.054%)はほぼ横ばいで160.207円と、160円台はしっかり維持しています。
前週最弱8位(-2.2104)から首位(+0.5802)へ+7ランクの再逆転で、過去6週で3度目の首位。CAD/NZD(-1.003%)、CHF/NZD(-0.775%)、AUD/NZD(-0.670%)、USD/NZD(-0.638%)、JPY/NZD(-0.604%)、EUR/NZD(-0.267%)、GBP/NZD(-0.105%)と、X/NZD全7ペアが下落する「完璧な全方位型NZD高」を実現しました。先週のリスクオフ・ショックが沈静化し、売られすぎた高ベータ通貨への資金回帰が最も顕著に出たのがNZDです。ただしGBP/NZD(-0.105%)ではポンドにほぼ並ばれており、首位といっても2位GBPとの差はわずか0.142ポイントです。
前週3位(+0.5463)から2位(+0.4382)へ1ランク上昇し、上位を維持。GBP/CAD(+0.902%、今週全28ペア中最大の上昇率)、GBP/CHF(+0.631%)、GBP/AUD(+0.562%)、GBP/JPY(+0.457%)と幅広く上昇し、EUR/GBP(-0.102%)でユーロに、USD/GBP(-0.517%)でドルにも優位。GBP/NZD(-0.105%)で首位NZDにわずかに譲ったのみで、実質的に今週の上昇相場を牽引したのはポンドです。BOE(イングランド銀行)の利下げ慎重姿勢が引き続き下値を支え、欧州通貨内では最強の地位を堅持しています。
前週5位(+0.2087)から3位(+0.3060)へ+2ランク上昇。EUR/CAD(+0.810%、今週2位の上昇率)でカナダドルに大幅優位、EUR/CHF(+0.497%)、EUR/AUD(+0.471%)、EUR/JPY(+0.353%)と幅広く上昇しました。EUR/NZD(-0.267%)で首位NZDに、EUR/GBP(-0.102%)でポンドに譲ったものの、USD/EUR(-0.380%)でドルには優位。「NZD・GBPには僅差で負けるが、その他には全勝」という安定した上位3位です。
前週2位(+0.8223)から4位(-0.1089)へ-2ランク下落し、わずかにマイナス圏へ。JPY/NZD(-0.604%)で首位NZDに、GBP/JPY(+0.457%)でポンドに、EUR/JPY(+0.353%)でユーロに劣後しましたが、JPY/CAD(+0.403%)でカナダドルに、JPY/CHF(+0.161%)でスイスフランに優位。USD/JPY(-0.054%)はほぼ横ばいで160.207円と、対ドルでは160円台を維持しています。先週のリスクオフで集まった安全通貨需要が、リスクオン回帰とともに後退し、円は中位へ戻りました。
前週首位(+1.5758、今年最高水準)から5位(-0.1751)へ-4ランク後退。「首位通貨が翌週に順位を落とす」パターンが今週も継続しました。USD/CAD(+0.341%)でカナダドルには優位を保ったものの、USD/NZD(-0.638%)でNZDに、USD/GBP(-0.517%)でポンドに、USD/EUR(-0.380%)でユーロに劣後。USD/AUD(-0.035%)でAUDと、USD/JPY(-0.054%)で円とはほぼ均衡。先週のリスクオフで買われたドルが、リスクオン回帰で利益確定売りに押された格好です。ただしドル円は160.207円で160円台を維持しています。
前週7位(-0.6740)から6位(-0.1801)へ1ランク上昇し、マイナス幅は縮小したものの依然下位。AUD/CAD(+0.346%)でカナダドルに、AUD/CHF(+0.095%)でスイスフランに優位を保った一方、AUD/NZD(-0.670%)で同じオセアニアのNZDに大きく劣後し、GBP/AUD(+0.562%)でポンドに、EUR/AUD(+0.471%)でユーロにも敗北。リスクオン回帰の恩恵は受けたものの、NZDのような突出した反発には至りませんでした。中国経済指標への警戒が引き続きAUDの上値を抑えています。
前週6位(-0.6581)から7位(-0.2882)へ1ランク下落も、マイナス幅自体は縮小。CAD/CHF(-0.200%)でカナダドルには優位を保ったものの、GBP/CHF(+0.631%)でポンドに、EUR/CHF(+0.497%)でユーロに、CHF/NZD(-0.775%)でNZDに、JPY/CHF(+0.161%)で円に、USD/CHF(+0.058%)でドルに劣後と、最弱CADを除く上位6通貨に敗北しました。先週に続き安全通貨需要が後退する局面で、CHFは買い材料を欠いて2週連続の下位に沈んでいます。
前週4位(+0.3895)から最弱8位(-0.5721)へ-4ランクの下落で、過去6週で3度目の最弱。GBP/CAD(+0.902%、今週全28ペア中最大の上昇率)、EUR/CAD(+0.810%)、JPY/CAD(+0.403%)、AUD/CAD(+0.346%)、USD/CAD(+0.341%)に加え、CAD/CHF(-0.200%)、CAD/NZD(-1.003%)と、X/CAD全7ペアでCADが下落する「完璧な全方位型CAD安」。WTI原油の週間-6.25%急落(月間-16%)で地政学リスクの後退が鮮明になり、産油国通貨CADが全面的に売られました。
NZD(1位+0.5802)とAUD(6位-0.1801)が前週の「7・8位独占」から反発しましたが、明暗は分かれました。NZDが最弱から首位へ+7ランクの大逆転を演じた一方、AUDは7位から6位へ1ランク戻したにとどまり、AUD/NZD(-0.670%)でNZDに大きく劣後。先週のリスクオフ・ショック沈静化による高ベータ通貨への資金回帰が、NZDに集中したことを示しています。グループ平均は前週の-1.44から+0.20へ改善しましたが、その中身はNZDの独り勝ちです。
USD(5位-0.1751)とCAD(8位-0.5721)が揃ってマイナス圏へ沈み、北米通貨が劣後しました。USD/CAD(+0.341%)でドルがカナダドルに優位を保ったものの、両通貨とも上位の欧州・オセアニア通貨に対して総じて敗北。CADはWTI原油-6.25%急落で「全方位型CAD安」の最弱、USDも前週首位からの反落で中位へ後退しました。先週「リスク回避の受け皿」として買われたドルと、原油安に直撃されたカナダドルが、リスクオン回帰のなかでそろって押される展開です。
欧州3通貨が「GBP(2位+0.4382)・EUR(3位+0.3060)・CHF(7位-0.2882)」と、上位2つと下位に分裂しました。GBP・EURが2-3位を占めて今週の上昇相場を牽引(GBP/CAD・EUR/CADがTOP1-2)した一方、CHFは安全通貨需要の後退で7位に脱落。EUR/GBP(-0.102%)でポンドがユーロに僅差で優位、GBP/CHF(+0.631%)・EUR/CHF(+0.497%)でGBP・EURがCHFに大幅優位と、「欧州内序列:GBP>EUR>>CHF」が一段と鮮明になりました。