VIX指数が初めて16台に低下し安心感が広がるなか、日経平均は週間高値60,904円と100日間新高値をタッチも、週末にかけて59,513円に反落。USD/JPYは先週の真のPO復帰から一転、75日高値160.723円を高値示現後にSMA25・SMA50・SMA100の3本を一気に割れ、157円台へと大幅後退。AUD/USD・AUD/JPYの2ペアのみが真のパーフェクトオーダーを維持し、AUD/USDは75日間高値0.7229に到達。WTI原油は101.94ドルと再び100ドル台へ急反発、貴金属3品目(Gold・Silver・Platinum)はいずれも続落。
日経平均は59,513円で週間+0.631%(+373円)の小幅続伸。ただし週中に60,904円と100日間の新高値を記録した後、週末にかけて下落し59,513円で週を引けました。レンジ内位置は88.7%と依然として高水準で、月間では+13.438%(+7,050円)の急騰が続いています。3月の100日間安値48,644円からの上昇率は約+22.4%です。SMA25(56,720円)・SMA50(55,998円)を大きく上回っており、SMA25との乖離率は+5%超。週間始値59,407円スタートから60,904円まで駆け上がり、その後反落という大きな週間値幅でした。
NYダウは49,499ドルで週間+0.546%(+269ドル)の小幅続伸。週間高値は49,989ドルと50,000ドルの大台目前まで上昇しましたが、届かずに引けました。SMA25(48,130ドル)・SMA50(47,860ドル)を上回っており、レンジ内位置は81.4%と高水準。100日間高値50,513ドルまであと約2%の位置です。月間では+6.439%(+2,995ドル)と好調を維持しており、先週からの4週連続プラスとなりました。週間始値49,112ドルから週間高値49,989ドルへの上昇後、49,499ドルで引けています。
米10年国債利回りは4.38%で週間+0.07ポイント(+1.578%)と続伸。先週の4.31%から反発し、週間高値では4.43%と100日間高値4.48%に迫る場面もありました。レンジ内位置は79.9%と先週の67.0%から大幅上昇し、SMA25(4.32%)・SMA50(4.25%)を上回る位置にあります。月間では+0.06ポイント(+1.507%)の上昇。利回り上昇(債券安)はWTI原油の100ドル台回復と合わさり、インフレ再燃への警戒感を示唆しています。
VIX指数は16.99で週間-9.193%(-1.72ポイント)の大幅低下。先週の18.71から一段と低下し、今サイクルで初めてVIXが17を下回りました。週間安値は16.44と、レンジ内でさらに低い水準まで低下しています。レンジ内位置はわずか16.5%と、100日間安値(13.38)に迫っています。SMA25(20.80)・SMA50(22.24)が価格の大きく上方にあることで、かつては35台まで達していたVIXが現在いかに落ち着いた水準にあるかが一目でわかります。月間では-28.823%(-6.88ポイント)と急低下が続いています。
ビットコインは12,302,693円で週間-0.219%(-27,271円)と小幅反落。先週の12,329,964円(週間始値)から若干の下押しがありましたが、1,200万円台を維持しています。週間高値は12,445,084円、週間安値は11,977,771円と約4.7%の週間変動幅。SMA25(12,016,748円)・SMA50(11,538,087円)を引き続き上回っており、チャートの形は崩れていません。レンジ内位置は59.5%と先週の49.7%から大幅に改善し、100日間レンジのほぼ中間からやや上の水準にあります。月間では+8.891%(+1,004,553円)と好調を維持。
イーサリアムは361,842円で週間-1.414%(-5,194円)の反落。先週の367,036円(週間始値)から下落し、36万円台での推移が続いています。週間高値374,810円まで上昇する場面もありましたが、週間安値354,190円まで下落後、週末にかけて362,000円近辺まで戻しました。SMA25(366,270円)が価格の上方にあり、SMA50(351,929円)は下方の位置です。レンジ内位置は44.3%と100日間レンジのほぼ中間付近。月間では+3.366%(+11,784円)と小幅プラスを維持。BTCに対してやや劣後した週となりましたが、SMA50を維持している点は底堅さを示しています。
WTI原油は101.94ドルで週間+7.987%(+7.34ドル)と急反発し、再び100ドル台に乗せました。週間高値は110.93ドルと一時111ドル近辺まで急騰する場面があり、週間安値94.59ドルとの値幅は約17%に及ぶ大きな乱高下でした。SMA25(98.6ドル)・SMA50(91.18ドル)はともに価格の下方にあり、原油はSMAを大きく上回っています。レンジ内位置は72.8%と先週の61.9%から大幅上昇。月間では-8.607%(-9.60ドル)と月次はまだマイナスですが、週次では2週連続の急反発となりました。
金は4,629.9ドルで週間-1.957%(-92.4ドル)の続落。先週4,725.4ドルからの下落で、SMA25(4,697.99ドル)・SMA50(4,833.16ドル)ともに価格の上方にあります。2週連続でSMA25を回復できないまま続落しており、レンジ内位置は35.6%と先週の42.0%からさらに低下。100日間の下半分に沈んでいます。週間安値は4,581.7ドルと4,600ドルを下回る場面もありました。月間では-0.464%(-21.6ドル)とほぼ横ばいですが、直近の下落傾向は明確です。3月に記録した最高値5,586.2ドルからは-17%以上下落した水準です。
銀は75.95ドルで週間-0.566%(-0.43ドル)の小幅続落。週間始値75.26ドルからスタートし、週間高値76.88ドルまで上昇後に週間安値70.89ドルまで急落する場面があり(週間変動幅約9%)、ボラティリティの高さが目立ちました。終値75.95ドルはSMA25(75.42ドル)をわずかに上回っていますが、SMA50(78.22ドル)は上方に位置します。レンジ内位置は28.9%と先週の30.0%からさらに低下。月間では+4.422%(+3.22ドル)とプラスですが、週次では2週連続のマイナスとなっています。金・白金とともに貴金属3品目が全て続落しました。
白金は1,996.6ドルで週間-0.913%(-18.4ドル)の続落。終値で2,000ドルを割り込み、1,996.6ドルでの引けとなりました。特に週間安値1,876.0ドルまで急落する場面があり、週間高値2,011.0ドルとの値幅は約135ドル(7.2%)に及ぶ大きな乱高下でした。SMA25(2,007.61ドル)・SMA50(2,058.57ドル)ともに価格の上方にあり、2,000ドル台の回復に失敗。レンジ内位置は29.3%と先週の31.3%からも更に低下。月間では+1.670%(+32.8ドル)とプラスを維持していますが、直近2週連続で大幅下落しています。
上海総合(4,112.16、データ日:4/30)は週間+0.462%(+18.91ポイント)の小幅続伸。週間高値4,118.75と4,100台を維持しており、SMA25(4,092.91)・SMA50(4,007.36)はともに価格の下方です。レンジ内位置78.9%と高水準を維持。月間+4.143%(+163.61ポイント)と好調な上昇が続いています。一方インドSENSEX(76,914、データ日:4/30)は週間-0.966%(-750ポイント)の反落。先週77,484ポイントからの下落で、週間安値76,259まで押しました。SMA25(77,053)がすぐ上方にあり、これを回復できるかが焦点です。レンジ内位置37.4%と先週から低下。月間では+6.902%(+4,966ポイント)と好調を維持しています。
チャートをざっくり3グループに分けると——
🟢 上昇トレンドが続いている:AUD/USD(真のPO・75日高値0.7229到達)、AUD/JPY(唯一の真のPO維持)、EUR/USD・GBP/USD(全SMA上維持)、NZD/USD(全SMA上)、日経平均(月間+13.4%・週間高値60,904円新高値)、NYダウ(+0.5%・4週連続プラス)、VIX(初の16台=リスクオン環境完成)、上海総合(+0.5%)、WTI原油(+8%・100ドル台回復)
🔴 下降・調整中:USD/JPY(SMA25/50/100の3本割れ・157円台後退)、EUR/JPY(同じく3本割れ)、GBP/JPY(SMA25割れ)、CHF/JPY(SMA25/50割れ・混在後退)、CAD/JPY(SMA25割れ再び)、Gold(-2%・SMA25/50割れ)、Silver(-0.6%・SMA50割れ)、Platinum(週安値1,876・SMA25/50割れ)、インドSENSEX(-1%)、ETH(-1.4%)
🟡 方向感を探っている:EUR/CHF(SMA混在・0.91台膠着)、USD/CAD・USD/CHF(ドル安継続・全SMA下)、EUR/GBP(全SMA下でGBP優位継続)、EUR/AUD(AUD高で圧迫)、BTC(ほぼ横ばい-0.2%)、米10年国債利回り(4.38%・上昇基調)
ひと言でまとめると、「VIX初の16台・AUD独り勝ち──日経60,904円の新高値も上ヒゲ、ドル円はSMA三本割れで157円台へ後退」という週でした。VIXの歴史的な低下とAUD/USDの75日高値到達が今週のポジティブな象徴である一方、USD/JPYのSMA3本割れは短期的なドル安・円高圧力の強まりを示しています。来週は日本がゴールデンウィーク(5/3〜5/5休場)で実質5/6(水)から取引再開。連休中に米雇用統計・FOMC関連発言などが発表される可能性があり、休み明けの窓開けリスクには引き続き注意が必要です。
ドル円は157.040円で週間-1.455%(-2.319円)の大幅下落。週の序盤から上昇し週間高値160.723円と75日間高値160.723円に到達しましたが、そこがまさに天井となり一転急落。週間安値155.453円まで5.27円の大振れを演じ、157.040円で週を引けました。終値はSMA25(159.231円)・SMA50(158.547円)・SMA100(157.266円)の3本すべてを下回っており、SMA200(153.973円)のみが価格の下方に位置します。先週の「真のパーフェクトオーダー復帰」からわずか1週で、4本のうち3本のSMAを同時に割り込む大きな転換です。SMA100(157.266円)との乖離率は-0.144%でほぼ接触水準(差わずか0.23円)——まさにSMA100の直下に沈んでいます。SMA配列は依然として上昇パーフェクトオーダーを維持しており、MA線の並び自体は崩れていません。
円買い圧力でクロス円が広く後退した1週間でした。唯一踏みとどまったのがAUD/JPY(113.060円、週間-0.757%)で、SMA25(112.488円)・SMA50(111.880円)・SMA100(109.140円)・SMA200(103.843円)の4本すべてを価格が上回る真のパーフェクトオーダーを維持。AUDの相対的強さが円の上昇を吸収し、唯一の真のPO組として際立ちました。75日間高値114.715円まであと1.5%の位置です。
他の3ペアは後退。EUR/JPY(184.073円、-1.447%)はSMA25(185.832円)・SMA50(184.636円)・SMA100(184.109円)の3本を下回り、USD/JPYと同じくSMA200(179.772円)のみ価格の下方です。特にSMA100(184.109円)との乖離は-0.020%(差わずか0.036円)で紙一重の状態。GBP/JPY(213.169円、-1.152%)はSMA25(213.702円)をわずかに割れ(差0.533円)ましたが、SMA50(212.555円)・SMA100(211.734円)・SMA200(206.519円)は価格の下方を維持。CHF/JPY(200.960円、-0.986%)はSMA25(201.739円)・SMA50(201.774円)の2本を割れて混在に後退。先週維持していた真のPO構造は崩れました。
EUR/USDは1.1726で週間+0.012%(+0.0001ドル)とほぼ横ばい。先週の1.1725からほとんど変わらず、4本のSMAすべてを上回る形は継続しています。SMA25(1.1672)・SMA50(1.1647)・SMA100(1.1709)・SMA200(1.1677)はいずれも価格の下方にあり、SMA25乖離率は+0.464%。SMA配列は混在(SMA100が1.1709とSMA25/SMA200の間に位置)ですが、チャートの形は崩れていません。週間では1.1659〜1.1788の比較的タイトなレンジ内での動きにとどまりました。75日間高値1.2085まであと約3%の余地があります。
GBP/USDは1.3574で週間+0.308%(+0.0042ドル)の小幅続伸。先週の1.3533から上昇を続け、4本のSMAすべてを上回る安定した形が続いています。SMA25(1.3422)・SMA50(1.3408)・SMA100(1.3466)・SMA200(1.3415)が1.34台でサポートゾーンを形成しており、SMA25乖離率は+1.135%。SMA配列は混在(SMA100が最上部に位置)ですが、価格はSMAを大きく上回った水準です。週間高値は1.3657まで上昇しており、75日間高値1.3869まであと約2.2%の位置にあります。
今週のFXで最も際立った動きを見せたのがAUD/USD(0.7203、週間+0.753%)です。週間高値0.7229が75日間高値0.7229に到達し、まさにレンジの天井をタッチしました。SMA25(0.7065)・SMA50(0.7058)・SMA100(0.6940)・SMA200(0.6741)の4本すべてを上回り、SMA配列も上昇パーフェクトオーダーの真のパーフェクトオーダーを確立。SMA200からの乖離率は+6.858%と高水準で、AUD/JPYとともに今週の「AUD独り勝ち」を象徴する形です。NZD/USD(0.5899、+0.307%)はSMA25(0.5831)・SMA50(0.5861)・SMA100(0.5871)・SMA200(0.5842)の4本すべてを上回っていますが、SMA配列は混在(SMA100が最上部)で真のPOには届いていません。
USD/CAD(1.3587、-0.588%)は4本のSMAすべてを下回る形が続いています(SMA25=1.3774、SMA50=1.3730、SMA100=1.3729、SMA200=1.3816)。3週連続でドル安・CAD高の構図が維持されており、75日間高値1.3967から遠ざかった位置にあります。USD/CHF(0.7815、-0.387%)も4本のSMAすべてを下回っており(SMA25=0.7892、SMA50=0.7856)、ドル安が継続。先週一時回復していたSMA50をも再び割り込んでいます。EUR/CHF(0.9160、-0.408%)はSMA25(0.9210)の下方にある一方でSMA50(0.9149)は上方という複雑な位置関係で、SMA配列も混在。0.91台での膠着が続いており、75日間高値0.9308まではまだ距離があります。
今週の注目はCAD/JPY(115.577円、-0.854%)です。SMA25(115.592円)をわずか0.015円下回り(乖離率-0.013%)、先週維持していた真のパーフェクトオーダーが1週で崩れました。ただしSMA50(115.465円)・SMA100(114.539円)・SMA200(111.448円)の3本はまだ価格の下方にあり、SMA配列も上昇パーフェクトオーダーを維持。0.015円という紙一重のSMA25割れであり、来週の回復を待つ場面です。75日間高値117.513円まであと1.7%。EUR/GBP(0.8630、-0.333%)は4本のSMAすべてを下回っており(SMA25=0.8695)、GBP優位の構図が続きます。EUR/AUD(1.6262、-0.768%)は4本のSMAすべてを下回り(SMA25=1.6520、SMA50=1.6502、SMA100=1.6880、SMA200=1.7341)、AUD高の恩恵でEUR/AUDが圧迫されている形が明確です。