ニュージーランドドル(NZD)が強弱指数+2.0274で独走し、前週USDが記録した今年最高水準(+1.4959)を大幅に更新。2位AUD(+0.2727)との差は1.75ポイントと圧倒的で、変化率の下位7ペアすべてがX/NZD形式という「完璧な全方位型NZD高」を実現しました。NZDは8通貨すべてに対して1.5%以上の上昇を記録。豪ドル(AUD)も前週7位から2位へ5ランク急浮上した一方、前週首位のGBPは5位に後退(-4ランク)、USD(4位→7位)とJPY(6位→8位)が下位に沈み、円が最弱に転落しました。
| 順位 | 通貨 | 強弱指数 | 前週 | 可視化 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 🇳🇿 NZD | +2.0274 | 3位 ⬆ | |
| 2 | 🇦🇺 AUD | +0.2727 | 7位 ⬆ | |
| 3 | 🇨🇭 CHF | -0.0534 | 2位 ⬇ | |
| 4 | 🇪🇺 EUR | -0.0764 | 5位 → | |
| 5 | 🇬🇧 GBP | -0.4248 | 1位 ⬇ | |
| 6 | 🇨🇦 CAD | -0.4474 | 8位 ⬆ | |
| 7 | 🇺🇸 USD | -0.6235 | 4位 ⬇ | |
| 8 | 🇯🇵 JPY | -0.6746 | 6位 ⬇ |
| 順位 | ペア | 変化率 | 方向 |
|---|---|---|---|
| 1 | AUD/CAD | +0.661% | AUD2位 / CAD6位 |
| 2 | EUR/JPY | +0.536% | EUR4位 / JPY最弱 |
| 3 | AUD/CHF | +0.349% | AUD急浮上 / CHF3位 |
| 4 | EUR/CAD | +0.326% | EUR優位 / CAD後退 |
| 5 | EUR/GBP | +0.306% | EUR優位 / GBP急落 |
| 順位 | ペア | 変化率 | 方向 |
|---|---|---|---|
| 最下位 | JPY/NZD | -2.347% | JPY最弱 / NZD独走 |
| -2 | USD/NZD | -2.300% | USD弱 / NZD独走 |
| -3 | GBP/NZD | -2.175% | GBP急落 / NZD独走 |
NZDが強弱指数+2.0274を記録し、前週USDが樹立した今年最高水準(+1.4959)を大幅に更新しました。2位AUD(+0.2727)との差は実に1.75ポイントで、8通貨ランキングのなかで1通貨だけが突出する「一強」状態。変化率の下位7ペア(JPY/NZD -2.347%、USD/NZD -2.300%、GBP/NZD -2.175%、CAD/NZD -2.128%、EUR/NZD -1.880%、CHF/NZD -1.782%、AUD/NZD -1.579%)がすべてX/NZD形式で、NZDが全通貨に対して1.5%以上の上昇を記録しました。背景にはRBNZ(NZ準備銀行)のタカ派転換観測、NZ第1四半期GDPの予想比上振れ、乳製品価格(NZの主要輸出品)の急騰があります。
AUDが前週7位(-0.3309)から2位(+0.2727)へ5ランク急浮上。AUD/CAD(+0.661%、今週最大の上昇率)、AUD/CHF(+0.349%)、GBP/AUD(-0.575%)、USD/AUD(-0.784%)、JPY/AUD(-0.818%)と幅広い通貨に対して上昇しました。ただしAUD/NZD(-1.579%)ではNZDに大きく劣後しており、「NZDには負けたがそれ以外には勝った」という2番手のポジション。オセアニア通貨が揃って買われた背景には、中国の景気刺激策期待と資源価格の持ち直しがあり、NZDの独走をAUDが追随する「オセアニア連動高」の構図です。
前週6位(-0.3079)だったJPYが最弱8位(-0.6746)に転落、JPY/NZD(-2.347%、今週最大の下落率)を筆頭に、JPY/AUD(-0.818%)、JPY/CHF(-0.548%)と幅広く売られました。USD/JPYは159.16円から159.25円へほぼ横ばいですが、EUR/JPY(+0.536%)、GBP/JPY(+0.230%)とクロス円では円安が進行。一方、前週首位のGBP(+0.9346)は5位(-0.4248)へ-4ランクの後退で、EUR/GBP(+0.306%)、GBP/NZD(-2.175%)と劣後しました。「全方位型GBP高」だった前週から一転、振り子の反動でポンドが売られた格好です。
前週3位(+0.2133)から首位(+2.0274)へ躍進し、強弱指数は当サイト記録上で過去最高水準。順位変動は+2ランクですが、指数の伸びは+1.81ポイントと圧倒的です。変化率の下位7ペアすべてがX/NZD形式で、JPY/NZD(-2.347%)、USD/NZD(-2.300%)、GBP/NZD(-2.175%)、CAD/NZD(-2.128%)、EUR/NZD(-1.880%)、CHF/NZD(-1.782%)、AUD/NZD(-1.579%)と、NZDが全7通貨に対して1.5%以上の上昇を記録した「完璧な全方位型NZD高」。RBNZのタカ派転換観測、NZ第1四半期GDPの上振れ、乳製品オークション価格の急騰が三位一体でNZD買いを誘発しました。
前週7位(-0.3309)から2位(+0.2727)へ5ランク急浮上し、マイナス圏からプラス圏に復帰。AUD/CAD(+0.661%、今週最大の上昇率)を筆頭に、AUD/CHF(+0.349%)、GBP/AUD(-0.575%)、USD/AUD(-0.784%)、JPY/AUD(-0.818%)、EUR/AUD(-0.301%)と6通貨に対して優位を示しました。唯一AUD/NZD(-1.579%)でNZDに大きく劣後し、オセアニア通貨内では明確に2番手。中国の景気刺激策期待と鉄鉱石・銅価格の持ち直しがAUD買いを支え、NZDの独走に連動する形で急浮上しました。
前週2位(+0.2766)から3位(-0.0534)へ1ランク下落し、わずかにマイナス圏へ転落。CHF/NZD(-1.782%)でNZDに大きく劣後、AUD/CHF(+0.349%)でAUDにも敗北しましたが、USD/CHF(-0.503%)、JPY/CHF(-0.548%)、GBP/CHF(-0.312%)、CAD/CHF(-0.386%)でこれらの通貨に対しては優位を維持。EUR/CHF(-0.009%)ではユーロとほぼパリティで、「NZD・AUDには負けたがそれ以外には勝った」という3番手の安定ポジションです。リスク選好の高まりで安全通貨需要がやや後退したものの、CHFの相対的な底堅さは継続しています。
前週5位(-0.2223)から4位(-0.0764)へ1ランク上昇し、マイナス幅も縮小。EUR/JPY(+0.536%、今週2位の上昇率)、EUR/CAD(+0.326%)、EUR/GBP(+0.306%)、EUR/AUD(-0.301%)と幅広く優位を示し、EUR/CHF(-0.009%)でスイスフランとパリティ、USD/EUR(-0.487%)でドルにも優位。唯一EUR/NZD(-1.880%)でNZDに大きく劣後しましたが、それ以外では堅調で「中位上位の安定」を維持しました。ECBの利下げ観測は織り込み済みで、欧州景気指標の底堅さがユーロを下支えしています。
前週首位(+0.9346)から5位(-0.4248)へ-4ランクの後退、プラス圏からマイナス圏へ転落しました。「全方位型GBP高」だった前週から一転、振り子の反動でポンドが売られた格好です。GBP/NZD(-2.175%)でNZDに大敗、EUR/GBP(+0.306%)でユーロに、AUD/GBP(GBP/AUD -0.575%)でAUDにも劣後。一方でGBP/JPY(+0.230%)で円に、GBP/CAD(-0.012%)でカナダドルとほぼ均衡を保ち、「完全崩壊」ではなく中位への後退にとどまりました。前週急騰の主因だったBOEタカ派観測が一巡し、利益確定売りが優勢となりました。
前週最弱8位(-0.5748)から6位(-0.4474)へ2ランク回復しましたが、依然マイナス圏にとどまります。AUD/CAD(+0.661%、今週最大の上昇率)でAUDに大敗、EUR/CAD(+0.326%)でユーロにも劣後、CAD/NZD(-2.128%)でNZDに完敗。一方でUSD/CAD(-0.173%)でドルに、JPY/CAD(-0.184%)で円に、GBP/CAD(-0.012%)でポンドとほぼ均衡し、最弱からは脱却しました。原油(WTI)が62ドル台で下げ止まったことが下値を支えましたが、本格反発には至らず、CADの上位回復は依然として原油動向次第です。
前週4位(+0.0115)から7位(-0.6235)へ-3ランクの後退、マイナス幅が大きく拡大しました。USD/NZD(-2.300%、今週2位の下落率)でNZDに大敗、USD/AUD(-0.784%)、USD/CHF(-0.503%)、USD/EUR(-0.487%)と幅広く劣後。一方でUSD/JPY(+0.059%)で円にかろうじて優位、USD/CAD(-0.173%)、USD/GBP(-0.176%)でこれらの通貨とはほぼ均衡。「2週連続7位→首位(+1.4959)→4位→7位」と、USDは5月を通じて極端な振り子を繰り返しています。米PCEデフレーターの軟化とFRBの利下げ観測再燃がドル売りを誘発しました。
前週6位(-0.3079)から最弱8位(-0.6746)へ2ランク転落、強弱指数-0.6746は8通貨中最低となりました。JPY/NZD(-2.347%、今週全28ペア中最大の下落率)を筆頭に、JPY/AUD(-0.818%)、JPY/CHF(-0.548%)と幅広く売られ、EUR/JPY(+0.536%)、GBP/JPY(+0.230%)とクロス円で円安が進行。USD/JPYは159.16円から159.25円へほぼ横ばいで、ドルとは「最弱同士の小競り合い」を演じました。日銀の金融政策据え置き観測が継続し、リスク選好の高まりで安全通貨としての円需要が後退しています。
NZD(1位+2.0274)とAUD(2位+0.2727)がそろって上位を独占、オセアニア通貨が今週の最強グループを形成しました。ただしNZDとAUDの指数差は1.75ポイントと巨大で、「オセアニア連動高」というよりは「NZD独走をAUDが追随」という構図です。AUD/NZD(-1.579%)でNZDがAUDに圧勝しており、グループ内でも明確にNZDが上位。RBNZのタカ派転換観測(NZD)と中国景気刺激策期待(AUD)という、それぞれ異なる材料が両通貨を押し上げました。
欧州3通貨が「CHF(3位-0.0534)・EUR(4位-0.0764)・GBP(5位-0.4248)」と中位に並びましたが、前週首位のGBPが5位へ急落したことでグループ内に格差が生じました。CHFとEURの指数差はわずか0.023ポイントとほぼ同水準で、EUR/CHF(-0.009%)もパリティ。一方GBPはEUR/GBP(+0.306%)、GBP/CHF(-0.312%)で同じ欧州通貨のEUR・CHFに劣後し、「欧州内序列:CHF≒EUR>>GBP」となりました。前週「GBP独走」から一転、今週はGBPが欧州通貨内で最下位という鏡写しの展開です。
USD(7位-0.6235)、CAD(6位-0.4474)、JPY(8位-0.6746)が下位3つを占め、北米通貨と円がそろって最弱グループを形成しました。USD/CAD(-0.173%)、JPY/CAD(-0.184%)、USD/JPY(+0.059%)と3通貨間ではほぼ均衡しており、「弱い者同士の小競り合い」の様相。リスク選好の高まりで安全通貨(USD・JPY)の需要が後退し、原油安でCADも振るわないという、それぞれ異なる要因が重なった結果です。高金利・低金利を問わず、オセアニア通貨に資金が集中したことの裏返しでもあります。