ニュージーランドドル(NZD)が3週連続で首位を維持し、強弱指数も+1.1204へ拡大しました。「首位になった通貨は翌週に順位を落とす」というこれまでの傾向を3週続けて覆しており、振り子相場が止まってトレンドが形成されつつある可能性を示しています。一方、円(JPY)は7位から最弱8位(-0.9248)へ転落。変化率でもGBP/JPY(+0.821%)、EUR/JPY(+0.667%)、USD/JPY(+0.421%)と対円ペアが上昇上位を占め、JPY/NZD(-1.772%)、JPY/CAD(-1.360%)が下落上位に並ぶなど、円安が鮮明でした。カナダドル(CAD)が2位へ浮上し、NZD・CAD・AUDの資源国通貨が上位3つを独占しています。
| 順位 | 通貨 | 強弱指数 | 前週 | 可視化 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 🇳🇿 NZD | +1.1204 | 1位 → | |
| 2 | 🇨🇦 CAD | +0.6490 | 3位 → | |
| 3 | 🇦🇺 AUD | +0.0302 | 4位 → | |
| 4 | 🇬🇧 GBP | +0.0060 | 2位 ⬇ | |
| 5 | 🇪🇺 EUR | -0.1940 | 6位 → | |
| 6 | 🇨🇭 CHF | -0.2492 | 8位 ⬆ | |
| 7 | 🇺🇸 USD | -0.4376 | 5位 ⬇ | |
| 8 | 🇯🇵 JPY | -0.9248 | 7位 → |
| 順位 | ペア | 変化率 | 方向 |
|---|---|---|---|
| 1 | GBP/JPY | +0.821% | GBP4位 / JPY最弱 |
| 2 | CAD/CHF | +0.813% | CAD2位 / CHF6位 |
| 3 | EUR/JPY | +0.667% | EUR5位 / JPY最弱 |
| 4 | USD/JPY | +0.421% | USD7位 / JPY最弱 |
| 5 | AUD/CHF | +0.215% | AUD3位 / CHF6位 |
| 順位 | ペア | 変化率 | 方向 |
|---|---|---|---|
| 最下位 | JPY/NZD | -1.772% | JPY最弱 / NZD首位 |
| -2 | USD/NZD | -1.366% | USD下落 / NZD首位 |
| -3 | JPY/CAD | -1.360% | JPY最弱 / CAD2位 |
NZDが3週連続で首位を維持し、強弱指数も+1.1204へと前週から拡大しました。当サイトではこれまで「首位になった通貨は翌週に順位を落とす」という傾向が繰り返し確認されてきましたが、NZDはこれを3週続けて覆しています。過去7週の推移は「8位→1位→8位→8位→1位→1位→1位」と、6月までの極端な往復から一転、直近3週は首位で安定。変化率でもJPY/NZD(-1.772%、今週最大の下落率)、USD/NZD(-1.366%)とX/NZDが下落上位に並び、NZドルが幅広い通貨に対して買われました。
JPYが前週7位から最弱8位(-0.9248)へ転落しました。指数-0.9248は8通貨中で最も低く、NZD(+1.1204)との差は2.04ポイントに達しています。変化率ではGBP/JPY(+0.821%、今週最大の上昇率)、EUR/JPY(+0.667%)、USD/JPY(+0.421%)と対円ペアが軒並み上昇し、JPY/NZD(-1.772%)、JPY/CAD(-1.360%)では円が大きく売られました。TOP5・BOTTOM3を合わせて5ペアが円安を示しており、実質的に全方位に近いJPY安です。日銀の金融緩和維持観測と、内外金利差を意識したキャリートレードが背景とみられます。
NZD(1位)、CAD(2位+0.6490)、AUD(3位+0.0302)と、資源国通貨3つが上位を独占しました。CADは前週3位から2位へ浮上し、指数も+0.6490と堅調。CAD/CHF(+0.813%、今週2位の上昇率)でスイスフランに対して大幅高、JPY/CAD(-1.360%)では円に対しても大きく買われています。AUDは3位ながら指数は+0.0302とほぼゼロで、NZD・CADに比べると勢いは限定的です。資源国通貨がそろって上位に来る一方、安全通貨のCHF(6位)・JPY(8位)が下位に沈む構図となりました。
3週連続の首位で、指数も+1.1204へ拡大しました。JPY/NZD(-1.772%、今週全28ペア中最大の下落率)、USD/NZD(-1.366%)とX/NZDが下落上位を占め、NZドルが幅広い通貨に対して上昇。2位のCAD(+0.6490)との差も0.47ポイントあり、明確な単独首位です。6月には「首位↔最弱」を一週おきに往復する極端な振り子の主役でしたが、7月に入ってからは3週続けて首位を守り、様相が一変しています。
前週3位から2位(+0.6490)へ1ランク上昇し、指数も堅調です。CAD/CHF(+0.813%、今週2位の上昇率)でスイスフランに大幅優位、JPY/CAD(-1.360%、今週3位の下落率)で円に対しても大きく買われました。NZドルには及ばないものの、資源国通貨のなかで2番手の強さを確保。6月には原油安で最弱に沈む場面が繰り返されましたが、7月は2位・3位と上位で安定しており、地合いの改善がうかがえます。
前週4位から3位(+0.0302)へ1ランク上昇しましたが、指数はほぼゼロ近傍にとどまりました。AUD/CHF(+0.215%)でスイスフランに小幅優位を確保した程度で、NZD・CADのような明確な強さはありません。同じ資源国通貨でありながら、NZD(+1.1204)とは1.09ポイント、CAD(+0.6490)とは0.62ポイントの差があり、オセアニア・資源国通貨のなかでの選別が進んでいることを示しています。
前週2位から4位(+0.0060)へ-2ランク後退。指数は+0.0060とほぼゼロで、プラス圏をかろうじて維持した水準です。GBP/JPY(+0.821%、今週最大の上昇率)で円に対しては大きく買われたものの、これは円の弱さによる面が強く、NZD・CADといった上位通貨には劣後しました。前週まで2週連続で2位につけていた勢いは一服し、上位争いから一歩後退した形です。
前週6位から5位(-0.1940)へ1ランク上昇したものの、指数はマイナス圏にとどまりました。EUR/JPY(+0.667%、今週3位の上昇率)で円に対して上昇した一方、EUR/NZD(-1.071%)ではNZドルに大きく劣後。上位の資源国通貨には勝てず、弱い円やスイスフランには勝つという中位の立ち位置です。ECBの緩和的な政策スタンスが引き続きユーロの重しとなっています。
前週の最弱8位から6位(-0.2492)へ+2ランク回復しましたが、依然マイナス圏です。CAD/CHF(+0.813%)、AUD/CHF(+0.215%)と資源国通貨に対しては売られた一方、円(8位)よりは上位を確保しました。リスク選好が続く地合いでは安全通貨としての需要が高まりにくく、CHFは下位圏での推移が続いています。前週の最弱からは脱したものの、本格的な回復には至っていません。
前週5位から7位(-0.4376)へ-2ランク下落。USD/NZD(-1.366%、今週2位の下落率)でNZドルに大きく売られ、資源国通貨に対して劣後しました。一方でUSD/JPY(+0.421%)では円に対して上昇しており、「円よりは強いが、それ以外には弱い」という下位の立ち位置です。FRBの利下げ観測がドルの重しとなる一方、対円では金利差が意識されるという、方向感の分かれる展開でした。
前週7位から最弱8位(-0.9248)へ転落しました。GBP/JPY(+0.821%、今週最大の上昇率)、EUR/JPY(+0.667%)、USD/JPY(+0.421%)と対円ペアが軒並み上昇し、JPY/NZD(-1.772%、今週最大の下落率)、JPY/CAD(-1.360%)では円が大きく売られました。TOP5・BOTTOM3を合わせて5ペアが円安を示しており、実質的に全方位に近いJPY安です。日銀の緩和維持観測と内外金利差が、円売りを継続させています。
NZD(1位+1.1204)、CAD(2位+0.6490)、AUD(3位+0.0302)が上位3つを独占し、今週の最強グループを形成しました。ただしグループ内の差は大きく、NZDとAUDの指数差は1.09ポイント。NZDが単独で突出し、CADが続き、AUDはほぼゼロという序列です。リスク選好が続くなかで資源国通貨に資金が向かった一方、同じグループ内でも選別が進んでいることがうかがえます。
GBP(4位+0.0060)、EUR(5位-0.1940)、CHF(6位-0.2492)が4〜6位に並び、欧州通貨がまとまって中位を形成しました。GBPがかろうじてプラス圏、EUR・CHFはマイナス圏という僅差の序列で、3通貨の指数差は0.26ポイントと小さくまとまっています。資源国通貨には劣後する一方、USD(7位)・JPY(8位)よりは上位を確保。前週まで上位にいたGBPが4位へ後退したことで、欧州通貨全体が中位に収れんした格好です。
USD(7位-0.4376)とJPY(8位-0.9248)が下位2つを占め、基軸通貨と安全通貨がそろって沈みました。USD/JPY(+0.421%)ではドルが円に対して優位を保ったものの、両通貨ともNZD・CADといった資源国通貨に対しては大きく売られています。リスク選好が続く地合いでは、安全資産としての需要が高まりにくく、金利差を意識した資金の流れが円売り・ドル売りにつながりました。CHF(6位)も含めれば、安全通貨とされる3通貨がすべて下位圏に沈んだ一週です。