米ドル(USD)が前週7位から首位へ+6ランクの大逆転を果たしました。強弱指数は-0.4376から+0.7422へ1.18ポイント改善し、USD/CHF(+1.351%)、USD/GBP(+0.977%)、USD/NZD(+0.900%)、USD/JPY(+0.886%)と、対豪ドル(-0.021%)を除く6ペアすべてで上昇する「ほぼ完璧な全方位型USD高」でした。一方、3週連続で首位を守り前回「振り子が止まりトレンド化の兆し」と評したNZドル(NZD)は6位(-0.3032)へ-5ランク転落。前回記事で付記した「安定が現れた直後に急反転する」という警告が、そのまま現実になっています。さらに豪ドル(AUD)は全7通貨に勝つ「完璧な全方位型AUD高」を達成しながら、首位USDとの差はわずか0.0034ポイントの2位。スイスフラン(CHF)は2週間で2度目となる完璧な全方位型CHF安で最弱に沈みました。
| 順位 | 通貨 | 強弱指数 | 前週 | 可視化 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 🇺🇸 USD | +0.7422 | 7位 ⬆ | |
| 2 | 🇦🇺 AUD | +0.7388 | 3位 → | |
| 3 | 🇨🇦 CAD | +0.1220 | 2位 → | |
| 4 | 🇪🇺 EUR | +0.0918 | 5位 → | |
| 5 | 🇯🇵 JPY | -0.2748 | 8位 ⬆ | |
| 6 | 🇳🇿 NZD | -0.3032 | 1位 ⬇ | |
| 7 | 🇬🇧 GBP | -0.3405 | 4位 ⬇ | |
| 8 | 🇨🇭 CHF | -0.7762 | 6位 ⬇ |
| 順位 | ペア | 変化率 | 方向 |
|---|---|---|---|
| 1 | AUD/CHF | +1.376% | AUD2位 / CHF最弱 |
| 2 | USD/CHF | +1.351% | USD首位 / CHF最弱 |
| 3 | USD/GBP | +0.977% | USD首位 / GBP7位 |
| 4 | AUD/NZD | +0.925% | AUD2位 / NZD6位 |
| 5 | USD/NZD | +0.900% | USD首位 / NZD6位 |
| 順位 | ペア | 変化率 | 方向 |
|---|---|---|---|
| 最下位 | GBP/AUD | -0.910% | GBP7位 / AUD2位 |
| -2 | JPY/AUD | -0.908% | JPY5位 / AUD2位 |
| -3 | EUR/AUD | -0.536% | EUR4位 / AUD2位 |
USDが前週7位から首位(+0.7422)へ+6ランクの大逆転を演じました。強弱指数は-0.4376から+0.7422へ1.18ポイントの改善です。背景には米10年国債利回りの4.68%への上昇があり、金利差を意識した資金がドルに向かいました。変化率でもUSD/CHF(+1.351%、今週2位の上昇率)、USD/GBP(+0.977%)、USD/NZD(+0.900%)、USD/JPY(+0.886%)とドル絡みのペアが軒並み上昇。USD/JPYは163.791円まで水準を切り上げ、164円が視野に入っています。
AUDは前週3位から2位(+0.7388)へ上昇し、変化率ではAUD/CHF(+1.376%、今週最大の上昇率)、AUD/NZD(+0.925%)、AUD/CAD(+0.496%)が上昇、GBP/AUD(-0.910%)、JPY/AUD(-0.908%)、EUR/AUD(-0.536%)、USD/AUD(-0.021%)が下落と、全7ペアで勝利する「完璧な全方位型AUD高」を達成しました。それにもかかわらず順位は2位で、首位USDとの差はわずか0.0034ポイント。WTI原油が週間+8.27%と急騰し一時93.50ドルを付けたことが、資源国通貨である豪ドルを押し上げたとみられます。
3週連続で首位を守り、指数も+1.1204まで拡大していたNZDが、今週は6位(-0.3032)へ-5ランク転落しました。前回の記事では「振り子相場が止まりトレンドが形成されつつあるサインかもしれない」としつつ、「こうした『安定』が現れた直後に急反転するケースも繰り返されてきた」と付記しましたが、まさにその通りの結果です。変化率ではAUD/NZD(+0.925%)、USD/NZD(+0.900%)とX/NZDが上昇上位に並び、NZドルが幅広く売られました。
CHFが前週6位から最弱8位(-0.7762)へ-2ランク下落しました。AUD/CHF(+1.376%)、USD/CHF(+1.351%)、EUR/CHF(+0.745%)、CAD/CHF(+0.672%)、JPY/CHF(+0.483%)、GBP/CHF(+0.372%)とX/CHFの全6ペアが上昇し、さらにCHF/NZD(-0.434%)も下落。全7通貨に敗北する「完璧な全方位型CHF安」で、7月10日週(fx-strength-28)に続き2週間で2度目です。USD/CHF・EUR/CHFはいずれも75日高値を更新しており、スイスフラン売りが単発ではなく継続していることを示しています。
前週7位から首位へ+6ランクの大逆転。指数も-0.4376から+0.7422へ1.18ポイント改善しました。USD/CHF(+1.351%)、USD/GBP(+0.977%)、USD/NZD(+0.900%)、USD/JPY(+0.886%)、USD/EUR(+0.583%)、USD/CAD(+0.519%)と6ペアで上昇し、唯一USD/AUD(-0.021%)のみわずかに下落。米10年国債利回りの4.68%への上昇が、金利差を意識したドル買いを促しました。USD/JPYは163.791円で75日高値圏、164円が目前です。
前週3位から2位(+0.7388)へ1ランク上昇。指数は+0.0302から+0.7388へ0.71ポイント改善し、前週の「順位は3位でも指数はほぼゼロ」という状態から一変しました。AUD/CHF(+1.376%、今週最大の上昇率)、AUD/NZD(+0.925%)、AUD/CAD(+0.496%)で上昇し、GBP/AUD(-0.910%)、JPY/AUD(-0.908%)、EUR/AUD(-0.536%)、USD/AUD(-0.021%)で他通貨を退けました。全7ペア勝利の完璧な全方位型AUD高です。WTI原油の週間+8.27%急騰が資源国通貨を支えました。
前週2位から3位(+0.1220)へ1ランク後退。指数も+0.6490から+0.1220へ0.53ポイント縮小しました。CAD/CHF(+0.672%)、CAD/NZD(+0.369%)で上昇した一方、USD/CAD(+0.519%)、AUD/CAD(+0.496%)ではドル・豪ドルに劣後。原油が週間+8.27%と急騰したにもかかわらず、産油国通貨のカナダドルは3位止まりで、恩恵は同じ資源国通貨のAUDほど大きくありませんでした。
前週5位から4位(+0.0918)へ1ランク上昇し、指数も-0.1940からプラス圏へ転じました。EUR/CHF(+0.745%)、EUR/GBP(+0.395%)、EUR/NZD(+0.361%)、EUR/JPY(+0.301%)で上昇した一方、USD/EUR(+0.583%)、EUR/AUD(-0.536%)ではドル・豪ドルに敗北。下位4通貨には勝ち、上位3通貨には負けるという、中位の立ち位置を数字通りに体現した一週です。
前週の最弱8位から5位(-0.2748)へ+3ランク回復しました。指数も-0.9248から-0.2748へ0.65ポイント改善。JPY/CHF(+0.483%)でスイスフランに勝ち、GBP/JPY(-0.051%)、JPY/NZD(+0.019%)でも辛うじて優位を確保しました。ただしUSD/JPY(+0.886%)、JPY/AUD(-0.908%)ではドル・豪ドルに大きく売られており、「円が買われた」というより「円より弱い通貨が増えた」ことによる相対的な浮上です。
3週連続首位から6位(-0.3032)へ-5ランク転落。指数は+1.1204から-0.3032へ1.42ポイントの急降下です。AUD/NZD(+0.925%)、USD/NZD(+0.900%)、CAD/NZD(+0.369%)、EUR/NZD(+0.361%)とX/NZDが上昇上位に並び、NZドルが幅広く売られました。勝てたのはGBP/NZD(-0.017%)とCHF/NZD(-0.434%)の2ペアのみで、今週最弱のCHFと7位のGBPに対してのみ優位を保った格好です。
前週4位から7位(-0.3405)へ-3ランク下落。USD/GBP(+0.977%、今週3位の上昇率)でドルに大きく売られ、EUR/GBP(+0.395%)でもユーロに劣後しました。GBP/AUD(-0.910%、今週最大の下落率)では豪ドルに敗北。勝てたのはGBP/CHF(+0.372%)、GBP/NZD(-0.017%)、GBP/JPY(-0.051%)で、実質的には最弱CHFに対する優位が中心です。7月前半に2位・2位と上位で安定していた頃の勢いは完全に失われました。
前週6位から最弱8位(-0.7762)へ-2ランク下落し、全7通貨に敗北する「完璧な全方位型CHF安」となりました。AUD/CHF(+1.376%)、USD/CHF(+1.351%)、EUR/CHF(+0.745%)、CAD/CHF(+0.672%)、JPY/CHF(+0.483%)、GBP/CHF(+0.372%)とX/CHFの全6ペアが上昇し、CHF/NZD(-0.434%)も下落。7月10日週に続く2度目の完璧な全方位安で、USD/CHF・EUR/CHFは75日高値を更新しています。
USD(1位+0.7422)とCAD(3位+0.1220)が上位に並び、前週「USD 7位・CAD 2位」とばらついていた北米2通貨がそろって上位圏に収まりました。牽引役はUSDで、金利上昇(米10年4.68%)を背景に対CHF・対GBP・対NZDで大幅高。CADは原油急騰の割に伸び悩み、USD/CAD(+0.519%)ではドルに劣後しています。今週の北米は「原油のCAD」ではなく「金利のUSD」が主役でした。
AUD(2位+0.7388)とNZD(6位-0.3032)の指数差は1.04ポイントに達し、オセアニア通貨が完全に分裂しました。AUD/NZD(+0.925%)は今週4位の上昇率で、豪ドルがNZドルに対して明確に優位。AUDが全7通貨に勝つ完璧な全方位高だったのに対し、NZDは5通貨に敗北しています。6月の「オセアニア総崩れ」(両通貨そろって下位)とも、7月前半の「NZD首位・AUD中位」とも異なる新しい構図です。
EUR(4位+0.0918)、GBP(7位-0.3405)、CHF(8位-0.7762)と、欧州3通貨のうち2つが下位2席を占めました。前週は「GBP 4位・EUR 5位・CHF 6位」と4〜6位に固まっていましたが、今週はEURのみ辛うじてプラス圏を維持し、GBP・CHFが揃って沈む格好に。USD/GBP(+0.977%)、USD/CHF(+1.351%)とドルに対する敗北が目立ち、ドル全面高の裏側で最も割を食ったのが欧州通貨でした。