2026年7月20日(月)〜 7月25日(土)

今週の相場をチャートで振り返る

先週の暴落から一転、「金利上昇とドル高」が主役になった1週間。米10年国債利回りは4.68%(週間+0.14pt)まで上昇し、レンジ内位置94.8%と100日間高値4.71%に肉薄しました。これを受けてドル円は163.851円(週間+0.899%)まで上昇し、週間高値163.987円で75日間高値を更新──164円が目前です。USD/CHFも75日高値を更新し、ドルが全面高となりました。株式は方向感を欠き、日経平均は週の前半に67,592円まで急反発したものの、金曜(7/24)に-1,811円(-2.727%)の急落で64,611円へ失速──週間では+0.733%の「往って来い」に終わっています。WTI原油は週間+8.268%で一時93.50ドル、月間では+26.969%と2週連続の急騰。先週まで売られ続けた貴金属は銀+4.672%・金+1.368%と反発しましたが、レンジ内位置は1割前後の安値圏のままです。

FX日足チャート 15通貨ペア 移動平均線
🔵 陽線(上昇)/ 🔴 陰線(下落) 移動平均線:緑25日・水色50日・青100日・赤200日
USD/JPY(ドル円) 🚀 75日高値163.987円を更新──164円が目前、真のPO継続

ドル円は163.851円で週間+0.899%(+1.46円)と大きく続伸し、週間高値163.987円75日間高値を更新しました。164円まであとわずかという水準です。SMA25(162.269円)・SMA50(161.058円)・SMA100(159.900円)・SMA200(157.681円)の4本すべてを上回り、SMA配列も上昇パーフェクトオーダー──真のパーフェクトオーダーを維持しています。SMA200乖離率は+3.913%と、先週の+3.182%からさらに拡大しました。チャートを見ると6月中旬以降、押し目らしい押し目もなく右肩上がりの階段が続いており、今週は米10年利回りの上昇(4.68%)が背中を押した形です。

⚠️ チェックポイント:75日高値を更新して164円が目前に迫りました。金利差拡大という「理由のある円安」ではありますが、SMA200乖離率+3.9%は過去数か月で最も伸びきった状態でもあります。165円に近づくほど当局の口先介入が意識されやすくなる点には注意。上値の目安は164円の大台、下値のサポートはSMA25(162.269円)です。
EUR/JPY・GBP/JPY・AUD/JPY・CHF/JPY 🔄 クロス円はまちまち──AUD/JPY+0.89%、CHF/JPYは-0.45%

先週の「クロス円全面高」から一転、今週はまちまちの展開となりました。上昇したのはAUD/JPY(114.388円、週間+0.885%)とEUR/JPY(186.319円、+0.294%)。AUD/JPYは4本のSMAすべてを上回り、SMA200乖離率は+5.151%と円クロスのなかで最大です。一方GBP/JPY(218.289円、-0.087%)はほぼ横ばいで、SMA25(216.431円)・SMA50(215.296円)・SMA100(214.223円)・SMA200(211.250円)の4本すべてを上回る真のパーフェクトオーダーを維持しつつも、先週更新した75日高値219.608円には届きませんでした。CHF/JPY(200.220円、-0.454%)は続落し、SMA25(200.418円)・SMA50(201.209円)・SMA100(201.483円)を割り込んでSMA200のみ上という弱い形になっています。

💡 チェックポイント:今週の円安はドル円主導で、クロス円は一様ではありませんでした。特にCHF/JPYの下落は「円が弱い」のではなく「フランがもっと弱い」ためで、USD/CHF・EUR/CHFの上昇と整合的です。円全面安だった先週とは中身が違う点を押さえておきたいところです。
EUR/USD(ユーロドル) 📉 週間-0.60%で1.1370──下降PO継続、全SMAを下回る

EUR/USDは1.1370で週間-0.602%(-0.0069ドル)と反落しました。先週わずかに回復していたSMA25(1.1408)を再び割り込み、SMA50(1.1497)・SMA100(1.1572)・SMA200(1.1633)を含む4本すべてのSMAを下回る位置へ後退。SMA配列も下降パーフェクトオーダーが継続しています。SMA200乖離率は-2.259%と、先週の-1.716%から拡大しました。週間安値は1.1364で、75日間安値1.1324にはまだ距離がありますが、チャートの形は6月から続く右肩下がりの流れそのままです。

GBP/USD(ポンドドル) 📉 週間-0.97%で全SMA下へ転落──1.33台前半まで下落

GBP/USDは1.3323で週間-0.972%(-0.0131ドル)と大きく反落しました。先週は4本すべてのSMAを上回る堅調な形でしたが、今週はSMA25(1.3335)・SMA50(1.3365)・SMA100(1.3396)・SMA200(1.3395)の4本すべてを下回る位置へ一気に転落。わずか1週間での形の悪化です。SMA配列は混在で、乖離率もSMA25で-0.091%と小さく、まだ「割れたばかり」の段階。ポンドは対円でも横ばい(GBP/JPY -0.09%)にとどまり、先週まで続いた「ポンド最強」の構図はいったん途切れました。

⚠️ 注意:先週「主要通貨のなかで最強クラス」と書いたポンドが、1週間で全SMAの下に沈みました。ただしこれはポンド固有の弱さというより、米金利上昇によるドル全面高の裏返しという側面が強い形です。SMA100・SMA200(ともに1.3395前後)を早期に回復できるかが、下落が一時的か本格化かの分かれ目になります。
AUD/USD・NZD/USD(資源国通貨) 🔄 AUD/USDは横ばい、NZD/USD-0.89%で全SMA上から後退

原油高が続くなかでも、資源国通貨は伸び悩みました。AUD/USD(0.6981、週間-0.014%)はほぼ変わらずで、SMA25(0.6946)・SMA200(0.6896)は上回るものの、SMA50(0.7023)・SMA100(0.7055)は依然として上方にある混在の構造。NZD/USD(0.5793、-0.892%)は先週せっかく回復した「全SMA上」の位置から後退し、SMA25(0.5737)のみ上回る形に戻りました。SMA50(0.5796)・SMA100(0.5826)・SMA200(0.5822)はいずれも上方です。両ペアともSMA配列は混在のままで、方向感を欠く展開が続いています。

EUR/CHF・USD/CAD・USD/CHF 🚀 USD/CHF+1.34%で75日高値更新・EUR/CHFも0.9315で高値更新

今週いちばん分かりやすく動いたのがフラン安です。USD/CHF(0.8181、週間+1.342%)は15通貨ペアで最大の上昇率となり、週間高値0.818575日間高値を更新。SMA25(0.8091)・SMA50(0.8002)・SMA100(0.7934)・SMA200(0.7919)の4本すべてを上回り、SMA配列も上昇パーフェクトオーダーで真のパーフェクトオーダーです。EUR/CHF(0.9302、+0.745%)も週間高値0.931575日間高値を更新し、4本のSMAすべてを上回っています。USD/CAD(1.4091、+0.519%)は反発したものの、SMA配列は上昇パーフェクトオーダーながら価格はSMA25(1.4150)の下という状態で、SMA50・SMA100・SMA200のみ上回る混在の位置関係です。

💡 チェックポイント:USD/CHFとEUR/CHFがそろって75日高値を更新したということは、フランが対ドル・対ユーロの両方で売られたということ。CHF/JPYの下落(-0.45%)とも一致します。安全通貨フランが売られる一方で株式が伸び悩んだのはやや珍しい組み合わせで、金利上昇が主因の「ドル買い+低金利通貨売り」が効いた週といえます。
EUR/GBP・CAD/JPY・EUR/AUD 🔄 EUR/GBPが+0.38%で反発も下降PO継続──EUR/AUDは-0.54%

EUR/GBP(0.8534、週間+0.375%)は先週75日安値0.8455を更新したあとから反発しました。ただしSMA25(0.8550)・SMA50(0.8597)・SMA100(0.8633)・SMA200(0.8679)の4本すべてを依然として下回り、SMA配列も下降パーフェクトオーダーのまま。あくまで下降トレンド内の戻りという位置づけです。CAD/JPY(116.253円、+0.370%)は原油高を背景に続伸し、4本のSMAすべてを上回る位置を維持しています。EUR/AUD(1.6283、-0.536%)は4本すべてのSMAを下回る位置へ後退し、SMA200乖離率は-3.625%と大きく開いたままです。

グローバル市場 コモディティ チャート 直近100日
🔵 陽線(上昇)/ 🔴 陰線(下落) 各銘柄の直近100営業日の値動き
📊 日経平均株価 🔄 週間+0.73%も「往って来い」──67,592円まで反発後、金曜-2.73%

日経平均は64,611円で週間+0.733%(+470円)と5週ぶりの小幅高。ただし中身は「往って来い」でした。週の前半は先週の暴落からの反発が続き、週間高値67,592円まで約3,400円戻す場面がありましたが、金曜(7/24)に前日比-1,811円(-2.727%)の急落となり、週間安値64,201円をつけて64,611円で引けています。SMA25(68,480円)・SMA50(66,909円)・SMA5(65,505円)のいずれも依然として上方にあり、移動平均線を回復できていません。レンジ内位置は63.1%(先週61.0%)、月間では-6.598%(-4,564円)とマイナス圏が続いています。

⚠️ 注意:週間ではプラスでも、67,592円から3,000円近く押し戻された点は上値の重さを示しています。SMA50(66,909円)が明確なレジスタンス(壁)として機能しており、ここを終値で超えられるかが反転の条件。逆に先週安値62,705円を割り込むと、下値模索が再開するリスクがあります。
📉 NYダウ平均 🔄 週間-0.38%で51,947ドル──レンジ内83.7%で高値圏を維持

NYダウは51,947ドルで週間-0.382%(-199ドル)と2週連続の小幅安。週間高値52,511ドル・安値51,542ドルと値動きは限定的で、レンジ内位置は83.7%(先週86.1%)と高値圏を維持しています。SMA25(52,242ドル)はわずかに上方、SMA50(51,447ドル)は下方にあり、月間では+0.190%(+98ドル)とかろうじてプラス。金利が上昇するなかでも大きく崩れておらず、日経(月間-6.60%)との差は開いたままです。100日チャートで見ると3月末の45,057ドルからの上昇基調が続き、6月末の高値53,289ドルを頂点にした高値もみ合いの形です。

💡 チェックポイント:米10年利回りが4.68%まで上昇しても、NYダウの下落は-0.38%にとどまりました。金利上昇に対する米株の耐性は続いています。ただしSMA25(52,242ドル)を下回った状態が続いており、ここを回復できないままなら高値もみ合いから調整へ移行する可能性も。
📈 米10年国債利回り 🚀 4.68%へ上昇──週間+0.14pt、レンジ内94.8%で100日高値に肉薄

今週の主役は米10年国債利回りでした。4.68%で週間+3.039%(+0.14ポイント)と上昇し、週間高値4.71%100日間高値と同水準。レンジ内位置は94.8%と、先週の80.0%から一段と切り上がりました。SMA25(4.53%)・SMA50(4.52%)を明確に上回り、月間では+6.293%(+0.28ポイント)の上昇です。チャートを見ると6月下旬の4.37%付近を底に、ほぼ一本調子で切り上がってきた形。原油が2週で+26%上昇していることもあり、インフレ懸念が金利に織り込まれつつある可能性があります。

⚠️ 注意:レンジ内94.8%は「ほぼ100日間の最高水準」です。4.71%を明確に上抜けると、金利上昇が株式のバリュエーション(企業価値の評価)に効き始めやすくなります。ドル円163円台・原油90ドル台と組み合わせると、「インフレ再燃→金利上昇→ドル高」という連鎖が意識される局面。来週最大の注目材料です。
😨 VIX指数(恐怖指数) 🔄 18.58で週間-1.01%──週内に20.31まで上昇、不安定さは継続

VIX指数は18.58で週間-1.012%(-0.19ポイント)とほぼ横ばい。ただし週の中では週間高値20.3120の節目を一時的に超え、週間安値は16.64と大きく上下に振れました。レンジ内位置は17.8%(先週18.7%)。SMA25(17.19)・SMA50(17.34)はいずれも下方にあり、水準としてはやや高めで居座っている状態です。月間では-0.268%とほぼ変わらず。先週のような急騰はなかったものの、16台から20台まで1週間で行き来する不安定さは続いています。

💡 チェックポイント:「20を超えて定着するか」が先週の焦点でしたが、20.31まで上昇したあと18台へ戻り、定着はしませんでした。急落パニックは回避された形です。ただし過去3か月のレンジ(14.96〜35.30)で見れば17.8%と低めの水準にあり、悪材料が出たときに跳ねやすい地合いは変わっていません。
₿ ビットコイン(BTC/JPY) 🔄 週間-0.44%で小反落──1,048万円、続伸は3週で一服

ビットコインは10,479,505円で週間-0.441%(-46,444円)と小反落し、3週続いた上昇が一服しました(データ日:7/25)。週間高値10,897,107円で1,090万円手前まで上昇する場面もありましたが、押し戻されています。SMA25(10,361,285円)・SMA50(10,214,506円)はともに下方にあり、SMA5(10,654,333円)は上方。レンジ内位置は30.4%(先週31.5%)とほぼ変わらず。月間では+8.445%(+816,120円)と大きなプラスを維持しており、6月の1,000万円割れからの回復基調自体は続いています。

⟠ イーサリアム(ETH/JPY) 📈 週間+0.61%で30万円台維持──月間+20.15%とBTCを大きく上回る

イーサリアムは304,218円で週間+0.609%(+1,842円)と小幅続伸し、30万円台を維持しました(データ日:7/25)。週間高値318,908円まで上昇する場面もありましたが、上値は重い展開。SMA25(295,207円)・SMA50(281,619円)をともに上回り、レンジ内位置は42.4%(先週41.0%)と改善が続いています。特筆すべきは月間で+20.150%(+51,019円)という大幅プラス。BTCの月間+8.4%を大きく上回り、6月に月間-25%まで沈んだ局面からの回復スピードが際立っています。

💡 チェックポイント:ETHの月間+20.2%はBTC(+8.4%)の2倍以上。100日チャートで見ると4月の38万円台から6月の24万円台まで下げた後、きれいな切り返しの形になっています。ただしレンジ内位置はまだ42.4%で、100日高値389,567円までは距離があります。
🛢️ WTI原油 🚀 週間+8.27%で89.31ドル──2週連続急騰、月間+26.97%で一時93ドル台

WTI原油は89.31ドルで週間+8.268%(+6.82ドル)2週連続の急騰(データ日:7/24)。週間高値93.50ドルまで上昇し、90ドル台に乗せる場面がありました。金曜は前日比-3.124%(-2.88ドル)と反落しましたが、週足では大幅高です。月間では+26.969%(+18.97ドル)と、6月の月間-28%という記録的暴落をほぼ取り戻した形。SMA25(76.19ドル)を大きく上回り、SMA50(84.40ドル)も突破しました。レンジ内位置は42.5%と、先週の33.8%からさらに改善しています。

⚠️ 注意:2週で+26%という急騰は、供給懸念や地政学リスクの再燃を示唆する可能性があります。今週の米10年利回り上昇(4.68%・レンジ内94.8%)とセットで見ると、「原油高→インフレ懸念→金利上昇」という連鎖が働き始めている可能性も。金曜に-3.1%と反落した点は、上昇一服のサインか押し目かの判断が必要です。
🥇 金(Gold) 🔄 週間+1.37%で反発──4,067.6ドル、ただしレンジ内7.8%と安値圏のまま

金は4,067.6ドルで週間+1.368%(+54.9ドル)と4週ぶりに反発しました(データ日:7/24)。週間高値4,152.1ドルまで戻し、先週割り込みかけた4,000ドルの大台からは距離を取っています。ただしSMA25(4,076.42ドル)はまだわずかに上方、SMA50(4,254.84ドル)は大きく上方にあり、レンジ内位置は7.8%と依然として100日間の安値圏です(先週3.5%)。月間では+1.937%(+77.3ドル)とプラスに転じました。100日チャートでは3月の5,200ドル台から一貫した右肩下がりが続いており、今週の反発はまだ「下降トレンド内の戻り」の域を出ません。

🥈 銀(Silver) 📈 週間+4.67%で反発──58.66ドル、100日安値55.01ドルから切り返し

銀は58.66ドルで週間+4.672%(+2.62ドル)と大きく反発(データ日:7/24)。先週更新した100日間安値55.01ドルを起点に切り返し、週間高値は60.02ドルまで戻しました。貴金属3品目のなかで最も強い戻りです。ただしSMA25(59.46ドル)はまだ上方、SMA50(66.54ドル)は大きく上方にあり、レンジ内位置は10.2%と安値圏のまま(先週2.5%)。月間では+1.040%(+0.60ドル)とかろうじてプラスに転じました。先週「月間-20.7%」という壊滅的な数字だったところからは、ひとまず下げ止まりの兆しが出ています。

💡 チェックポイント:週間+4.67%と反発しましたが、SMA25(59.46ドル)をまだ回復できていません。「底は打ったかも?」という段階で、確認にはまだ時間が必要です。SMA25を明確に上抜ければ、60ドル台での値固めが視野に入ります。
⬜ 白金(Platinum) 📉 週間-0.77%で1,593.4ドル──金・銀の反発に乗れず、レンジ内8.9%

白金は1,593.4ドルで週間-0.772%(-12.4ドル)と続落(データ日:7/24)。金(+1.37%)・銀(+4.67%)が反発するなかでひとり下げた形です。週間高値1,643.2ドルまで戻す場面もありましたが、週末にかけて押し戻されました。SMA25(1,610.80ドル)・SMA50(1,748.74ドル)はいずれも上方にあり、レンジ内位置は8.9%と安値圏。月間では+0.810%(+12.8ドル)とわずかにプラスです。100日チャートでは4月の2,200ドル台から一貫して下げ続けており、貴金属のなかで最も回復が鈍い銘柄となっています。

🇨🇳 上海総合指数 / 🇮🇳 インド SENSEX 🔄 上海+1.33%で反発・インドは-2.68%──先週と立場が逆転

先週とは立場が入れ替わりました上海総合(3,814.20、データ日:7/24)は週間+1.329%(+50.04ポイント)と反発。先週更新した100日安値3,741.11ポイントから切り返しましたが、金曜は前日比-1.614%と再び売られ、レンジ内位置は14.1%と依然として安値圏です。SMA25(3,984.71)・SMA50(4,032.72)はいずれも大きく上方にあり、月間では-7.215%(-296.61ポイント)と大幅マイナスのまま。一方インドSENSEX(76,060、データ日:7/24)は週間-2.676%(-2,092ポイント)と反落。SMA25(77,138)・SMA50(76,179)をともに割り込み、レンジ内位置は39.6%(先週53.1%)へ低下しました。月間でも-1.210%とマイナス転落です。

⚠️ 注意:先週「上海暴落・インド堅調」だった構図が、今週は「上海反発・インド下落」と逆転しました。ただし上海はレンジ内14.1%・月間-7.2%と、反発してもなお弱い位置。インドはSMA25・SMA50をそろって割り込んだ点が新しい変化で、新興国株全体としては買い手不在の状態が続いています。

📋 今週の全体まとめ

チャートをざっくり3グループに分けると——

🟢 上昇したもの:WTI原油(+8.27%・2週連続急騰・月間+26.97%・一時93.50ドル)、銀(+4.67%・100日安値から反発)、米10年利回り(+3.04%・4.68%・レンジ内94.8%)、金(+1.37%・4週ぶり反発)、上海総合(+1.33%)、USD/CHF(+1.34%・75日高値0.8185更新・真のPO)、USD/JPY(+0.90%・75日高値163.987円更新・真のPO)、AUD/JPY(+0.89%)、EUR/CHF(+0.75%・75日高値0.9315更新)、日経平均(+0.73%・ただし往って来い)、ETH(+0.61%・月間+20.15%)、USD/CAD(+0.52%)、EUR/GBP(+0.38%)、CAD/JPY(+0.37%)、EUR/JPY(+0.29%)

🔴 下落したもの:インドSENSEX(-2.68%・SMA25/50割れ)、GBP/USD(-0.97%・全SMA下へ転落)、NZD/USD(-0.89%)、白金(-0.77%・金銀の反発に乗れず)、EUR/USD(-0.60%・下降PO継続)、EUR/AUD(-0.54%)、CHF/JPY(-0.45%)、BTC(-0.44%・3週続伸が一服)、NYダウ(-0.38%)

🟡 方向感を探っている:VIX(18.58・週間-1.01%だが週内に20.31まで上昇)、AUD/USD(-0.01%・ほぼ変わらず)、GBP/JPY(-0.09%・真のPO維持も横ばい)

ひと言でまとめると、「米10年金利4.68%・レンジ内94.8%への上昇がドル全面高を呼び、ドル円は164円目前。日経は反発するも金曜に失速し往って来い」という週でした。先週の「VIX急騰・アジア株暴落」というパニック局面は落ち着き、VIXは20.31まで上げたあと18台へ戻して定着はしませんでした。代わって前面に出たのが金利上昇です。米10年利回りは4.68%まで上昇してレンジ内94.8%と100日高値に肉薄し、これがドル買いを呼び込みました。USD/JPY・USD/CHF・EUR/CHFが軒並み75日高値を更新し、逆にGBP/USDは全SMA下へ転落、EUR/USDは下降パーフェクトオーダーが継続しています。株式は日経が週間高値67,592円まで反発しながら金曜に-2.73%で押し戻され、SMA50(66,909円)の壁を越えられませんでした。コモディティは原油が2週で+26%と急騰する一方、貴金属は金・銀が反発したもののレンジ内位置は1割前後の安値圏のまま。来週は、米10年利回りが100日高値4.71%を明確に上抜けるか、ドル円が164円の大台に乗せるか、そして原油の急騰がどこまでインフレ懸念を高めるかが焦点になります。

※ 本記事は個人による相場チャートの分析まとめです。投資の推奨・助言を目的とするものではありません。投資に関する最終判断はご自身でお願いします。相場は予告なく大きく変動することがあります。余裕資金での投資を心がけましょう。