豪ドルが7ペアすべてに勝つ完璧な全方位型AUD高(+0.5383)で7位から首位へ+6ランク。2週前の0勝7敗から、7勝0敗に入れ替わりました。9月サービス業PMIの上振れと、10月の消費者インフレ期待5.3%(予想5.0%)が支えです。反対側はユーロで、仏財政不安が続いて2週連続の0勝7敗(-0.4301)。米ドルは3週続いた7ペア全勝が止まり、豪ドルにだけ負けて2位です。10月の利上げを示唆しなかった植田総裁の挨拶のあと、円は4位から7位、フランは3位から6位へ下げました。2位から5位の4通貨は0.0557ポイント内に収まり、指数レンジは0.9684ポイントと5週連続で縮小しています。
| 順位 | 通貨 | 強弱指数 | 前週 | 可視化 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 🇦🇺 AUD | +0.5383 | 7位 ⬆ | |
| 2 | 🇺🇸 USD | +0.0988 | 1位 → | |
| 3 | 🇳🇿 NZD | +0.0456 | 6位 ⬆ | |
| 4 | 🇬🇧 GBP | +0.0449 | 2位 ⬇ | |
| 5 | 🇨🇦 CAD | +0.0431 | 5位 → | |
| 6 | 🇨🇭 CHF | -0.0886 | 3位 ⬇ | |
| 7 | 🇯🇵 JPY | -0.2519 | 4位 ⬇ | |
| 8 | 🇪🇺 EUR | -0.4301 | 8位 → |
| 順位 | ペア | 変化率 | 方向 |
|---|---|---|---|
| 1 | AUD/CHF | +0.608% | AUD首位 / CHF6位 |
| 2 | USD/EUR | +0.450% | USD2位 / EUR最弱 |
| 3 | AUD/NZD | +0.410% | AUD首位 / NZD3位 |
| 4 | AUD/CAD | +0.369% | AUD首位 / CAD5位 |
| 5 | USD/JPY | +0.296% | USD2位 / JPY7位 |
| 順位 | ペア | 変化率 | 方向 |
|---|---|---|---|
| 最下位 | EUR/AUD | -0.903% | EUR最弱 / AUD首位 |
| -2 | JPY/AUD | -0.670% | JPY7位 / AUD首位 |
| -3 | GBP/AUD | -0.412% | GBP4位 / AUD首位 |
10月5日(月)の豪9月サービス業PMI確報は51.9(予想51.4)で、この日の主要通貨でドルに対して上がったのは豪ドルだけでした。国内のサービス物価の強さが、RBAの引き締め姿勢を支えると受け止められています。10月8日(木)には10月の消費者インフレ期待が5.3%(予想5.0%、前月4.9%)へ上昇しました。
豪ドルは9月29日のRBA利上げのあと、追加利上げに慎重な姿勢を受けて売られ、AUD/JPYは10月1日に108.70円の安値をつけていました。今週はそこからの戻りで、AUD/JPYは+0.699%と15ペア最大の上昇、AUD/USDも5週ぶりに上昇しています。
報道では、フランスの10年国債利回りは10月1日に5%近くまで上がり、10月2日には独国債との差が約150bpに拡大しました。10月1日に閣議に出た2027年予算案は総額540億ユーロの財政改善策を含みますが、議会の分断で成立は見通せていません。10月5日(月)にはスペインの前倒し選挙の準備報道も重なり、EUR/USDは2025年5月以来の安値をつけています。
10月6日(火)は仏国債への売りが和らいでユーロが買い戻されましたが、10月7日(水)にはドルに対して約0.57%下落と、主要通貨で最も弱くなりました。独8月鉱工業生産が前月比+2.0%(予想+0.5%)と上振れても、反応は続いていません。
10月7日(水)に米10年国債利回りは一時5.36%と2002年以来の水準を更新しましたが、同日の10年債入札は応札倍率2.77倍と2016年以来の強い需要で、利回りは5.27%付近に戻りました。同日公表のFOMC議事要旨(9月会合分)では、多くの参加者が年内にもう1回の利上げを適切と見ていたことが示され、10月8日にはウォラーFRB理事が「追加利上げを見込むが、連続した会合である必要はない」と述べています。
10月6日(火)、植田日銀総裁は全国証券大会の挨拶で「引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していく」と述べ、物価の上振れリスクにも触れました。ただし10月の利上げを示唆する発言はなく、OISが織り込む10月利上げの確率は先週の最大4割から約12%へ低下しています。10月7日(水)の8月の現金給与総額は前年比+3.8%(予想+4.9%)と下振れ、ドル円は158.50円まで上昇しました。
フランは10月6日のスイス9月失業率が3.0%(予想2.8%)。S&P500が10月6日に8月中旬以来の最高値をつけた週で、低金利の2通貨がそろって下位に並びました。
10月9日(金)のカナダ9月雇用者数は-6.83万人と、+1.0万人の予想に反して2か月連続の減少、失業率は6.5%へ上昇しました。発表後はカナダドルが売られ、USD/CADは週の高値1.4299で75日間高値を更新しています。
それでも週間ではUSD/CADは+0.055%にとどまり、カナダドルは4勝3敗の5位です。WTIが週間+0.81%と底堅かったことに加え、10月6日の8月貿易収支が42億カナダドルの黒字(予想14億)と上振れていました。
10/12(月)は東京がスポーツの日、米国はコロンブスデーで債券市場が休場です。10/13(火)RBA議事要旨、10/14(水)米9月CPI(予想は前年比+3.6%、8月+3.4%)、10/15(木)豪9月雇用統計・米9月小売売上高、10/16(金)植田日銀総裁の挨拶。首位の豪ドルにとっては、議事要旨と雇用統計が続く週になります。
7ペアすべてに勝つ完璧な全方位型AUD高です。AUD/EUR(+0.903%)、AUD/JPY(+0.670%)、AUD/CHF(+0.608%)、AUD/GBP(+0.412%)、AUD/NZD(+0.410%)、AUD/USD(+0.397%)、AUD/CAD(+0.369%)。
9月サービス業PMI確報51.9(10/5)、10月消費者インフレ期待5.3%(10/8)と物価の強さを示す指標が続き、RBA利上げ後の売りが買い戻されました。指数は-0.5019から+0.5383へ1.0402ポイント改善しています。
6勝1敗。勝ちはUSD/EUR(+0.450%)、USD/JPY(+0.296%)、USD/CHF(+0.183%)、USD/NZD(+0.056%)、USD/CAD(+0.055%)、USD/GBP(+0.048%)。負けはUSD/AUD(-0.397%)だけです。
米10年利回りは10/7に5.36%まで上がったあと、入札の強い需要で戻し、週間では小幅に低下しました。FOMC議事要旨とFRB高官の発言は「年内の追加利上げ、ただし急がない」で、10月FOMCでの利上げ確率は2〜2.5割程度と報じられています。
5勝2敗。勝ちはNZD/EUR(+0.392%)、NZD/JPY(+0.275%)、NZD/CHF(+0.088%)、NZD/CAD(+0.024%)、NZD/GBP(+0.006%)。負けはNZD/AUD(-0.410%)とNZD/USD(-0.056%)です。
10/6のNZIER企業景況感(7〜9月期)は43と、予想15・前回8から大きく改善し、同日の乳製品価格指数(GDT)も+1.2%でした。ただしNZD/USDは7週続落で、週の安値0.5584は75日間安値の更新です。
3勝4敗。勝ちはGBP/EUR(+0.383%)、GBP/JPY(+0.245%)、GBP/CHF(+0.159%)。負けはGBP/AUD(-0.412%)、GBP/USD(-0.048%)、GBP/NZD(-0.006%)、GBP/CAD(-0.006%)で、4敗のうち3敗は0.05%未満です。
英9月サービス業PMI確報は52.1(予想51.7)。GBP/USDは2週続けてほぼ横ばいで、EUR/GBPは75日間安値を更新しました。
4勝3敗。勝ちはCAD/EUR(+0.412%)、CAD/JPY(+0.244%)、CAD/CHF(+0.088%)、CAD/GBP(+0.006%)。負けはCAD/AUD(-0.369%)、CAD/USD(-0.055%)、CAD/NZD(-0.024%)です。
10/9の9月雇用統計は-6.83万人、失業率6.5%と弱く、発表直後はカナダドルが売られました。一方、WTIは週間+0.81%で、10/6の8月貿易収支は42億カナダドルの黒字(予想14億)と上振れています。10/6のIvey PMIは58.2(予想65.0)でした。
2勝5敗。勝ちはCHF/EUR(+0.277%)とCHF/JPY(+0.229%)。負けはCHF/AUD(-0.608%)、CHF/USD(-0.183%)、CHF/GBP(-0.159%)、CHF/NZD(-0.088%)、CHF/CAD(-0.088%)です。
10/6のスイス9月失業率は3.0%(予想2.8%)。先週はユーロからの逃げ先として買われましたが、今週はユーロが2週連続で全敗するなかでも対ユーロの勝ちは+0.277%にとどまり、ほかの5通貨には負けました。
1勝6敗。勝ったのはJPY/EUR(+0.195%)だけで、負けはJPY/AUD(-0.670%)、JPY/USD(-0.296%)、JPY/NZD(-0.275%)、JPY/GBP(-0.245%)、JPY/CAD(-0.244%)、JPY/CHF(-0.229%)です。
10/6の植田総裁は利上げ継続の姿勢を示しつつ10月の利上げは示唆せず、10月利上げの織り込みは約12%へ低下。10/7の8月の現金給与総額は+3.8%(予想+4.9%)と下振れました。
2週連続の0勝7敗、完璧な全方位型EUR安です。EUR/AUD(-0.903%)、EUR/USD(-0.450%相当)、EUR/CAD(-0.412%)、EUR/NZD(-0.392%)、EUR/GBP(-0.383%)、EUR/CHF(-0.277%)、EUR/JPY(-0.195%)。
仏国債利回りは5%前後で高止まりし、10/5にはスペインの前倒し選挙の準備報道も出ました。EUR/USDは週の安値1.1161で、2週連続の75日間安値更新です。
1位AUD(+0.5383)と2位USD(+0.0988)のあいだに0.4395ポイントの最大の断層があります。2位から5位(USD・NZD・GBP・CAD)は0.0557ポイント内の団子で、その下にCHF(-0.0886)・JPY(-0.2519)・EUR(-0.4301)が0.13〜0.18ポイント間隔で並びます。
AUD(1位+0.5383)、NZD(3位+0.0456)、JPY(7位-0.2519)で平均+0.1107。先週の最下位グループから、3グループで最上位に変わりました。オセアニアの差は0.4927ポイント(先週0.0891ポイント)に広がり、AUD/NZDは+0.410%です。
GBP(4位+0.0449)、CHF(6位-0.0886)、EUR(8位-0.4301)で平均-0.1579と、3グループで最下位です。先週はポンドとフランがユーロ売りの受け皿になりましたが、今週はユーロだけでなく3通貨とも下位側に寄りました。
USD(+0.0988)とCAD(+0.0431)で平均+0.0710。2通貨の差は0.0557ポイントと先週の0.8861ポイントから大きく縮み、USD/CADは+0.055%とほぼ横ばいでした。カナダの雇用統計の弱さを、原油の底堅さが打ち消した形です。