2026年7月27日(月)〜 8月1日(土)

今週の相場をチャートで振り返る

先週「164円が目前」と書いたドル円が、157.619円まで週間-3.803%(-6.232円)急落となりました。当ブログのヒストリカルデータ(2021年〜286週)で確認すると、これは3番目に大きい週間下落幅にあたります。円は全面高となり、EUR/JPY・AUD/JPY・CAD/JPY・CHF/JPYの4ペアが75日間安値を更新。一方で米10年国債利回りは4.74%まで上昇し、レンジ内位置99.7%で100日間高値を更新しています──金利差では説明しにくい円買いが起きた週でした。日経平均は週の半ばに週間安値60,449円まで暴落したあと、金曜(7/31)に+2,495円(+4.032%)の急反発で64,362円まで戻し、週間では-0.386%とほぼ変わらず。VIXは週内に20.88まで急騰したあと15.99へ急低下し、レンジ内6.2%の楽観へ逆戻りしました。NYダウはレンジ内90.2%と堅調な一方、暗号資産はBTCが1,000万円割れ、ETHが30万円割れと反落しています。

FX日足チャート 15通貨ペア 移動平均線
🔵 陽線(上昇)/ 🔴 陰線(下落) 移動平均線:緑25日・水色50日・青100日・赤200日
USD/JPY(ドル円) 🔴 週間-3.80%の急落──157.619円、全SMAを一気に下抜け

ドル円は157.619円で週間-3.803%(-6.232円)急落。週間高値163.95円から週間安値157.297円まで、1週間で6円以上下げました。金曜(7/31)も前日比-1.902円(-1.192%)と下げが止まっていません。ここが今週いちばん重要な変化です。先週まで4本すべてのSMAを上回る「真のパーフェクトオーダー」だった価格が、SMA25(162.257円)・SMA50(161.321円)・SMA100(160.044円)・SMA200(157.933円)の4本すべてを一気に下抜けました。SMA配列そのものは上昇パーフェクトオーダーのままですが、これは移動平均線の並び順が変わるのに時間がかかるためで、価格は既に全ての線の下です。SMA200乖離率は-0.199%と、200日線をわずかに割り込んだところにあります。

🔴 注意:当ブログのヒストリカルデータ(2021年〜286週)で調べると、今回の週間-3.8%は3番目に大きい下落幅です(1位は2022年11月第2週の-5.33%、2位は2024年8月第1週の-4.71%)。いずれも相場の転換点として記憶されている週でした。SMA200(157.933円)を明確に割り込んだ状態が続くなら、6月からの上昇トレンドは崩れたと見るのが自然です。逆に157円台で下げ止まり200日線を回復できれば、行き過ぎた下落の巻き戻しという解釈も残ります。
EUR/JPY・GBP/JPY・AUD/JPY・CHF/JPY 🔴 クロス円が全面安──EUR/JPY・AUD/JPY・CHF/JPYが75日安値更新

円の急騰はドルに対してだけではありませんでした。クロス円は全面安です。下落率が大きい順に、AUD/JPY(110.618円、週間-3.296%)は週間安値110.463円で75日間安値を更新GBP/JPY(212.415円、-2.691%)、CHF/JPY(194.859円、-2.678%)は終値がそのまま75日間安値となり、EUR/JPY(181.357円、-2.663%)も週間安値181.32円で75日間安値を更新しました。位置関係を見ると、EUR/JPY・CHF/JPYは4本すべてのSMAを下回り、AUD/JPY・GBP/JPYはSMA200のみ辛うじて上という状態。EUR/JPY・GBP/JPYはSMA配列こそ上昇パーフェクトオーダーが残っていますが、価格はすべて(あるいはほぼすべて)の線の下にあり、実態はトレンド転換の局面です。

🔴 注意:先週まで「円全面安」だったものが、1週間で「円全面高」へ完全に反転しました。CAD/JPYを含めると4ペアが75日安値を更新しています。これだけ全方位で円が買われているということは、ドル側やユーロ側の事情ではなく円そのものに買い材料が出たと考えるのが素直です。ただし何が材料かはチャートからは読み取れないため、断定は避けます。
EUR/USD(ユーロドル) 📈 週間+1.36%で1.1525──SMA25・50を回復、下降POは継続

EUR/USDは1.1525で週間+1.361%(+0.0155ドル)と大きく反発しました。先週は4本すべてのSMAを下回っていましたが、今週はSMA25(1.1422)・SMA50(1.1481)を上抜け、位置関係が改善しています。ただしSMA100(1.1567)・SMA200(1.1629)はまだ上方にあり、SMA配列も下降パーフェクトオーダーが継続。SMA200乖離率は-0.893%と、先週の-2.259%から大きく縮小しました。週間高値1.1545は6月中旬以来の水準です。チャートで見ると6月から続いた右肩下がりの流れのなかで、最も大きな戻りが入った形になっています。

💡 チェックポイント:SMA25・SMA50を回復したのは6月上旬以来の改善です。ただしSMA配列は依然として下降パーフェクトオーダーで、トレンドが転換したと判断するのは早計。SMA100(1.1567)を明確に上抜けれれば、次のターゲットはSMA200(1.1629)です。
GBP/USD(ポンドドル) 📈 週間+1.16%で全SMA上へ復帰──1.3478、先週の転落から一転

GBP/USDは1.3478で週間+1.163%(+0.0155ドル)と大きく反発。先週は4本すべてのSMAを下回る形に転落していましたが、1週間でSMA25(1.3371)・SMA50(1.3361)・SMA100(1.3396)・SMA200(1.3395)の4本すべてを上回る位置へ復帰しました。SMA配列は混在ですが、価格がすべてのSMAの上にある堅調な形です。週間安値1.3273から週間高値1.3493まで、週を通して切り返す動きでした。先週「ドル全面高の裏返しという側面が強い」と書いた通り、ドルが売られた今週は素直に戻した格好です。

AUD/USD・NZD/USD(資源国通貨) 📈 NZD/USD+1.63%で全SMA上へ──ただしSMA配列は下降PO

ドル安を受けて資源国通貨も上昇しました。NZD/USD(0.5887、週間+1.631%)はSMA25(0.5762)・SMA50(0.5791)・SMA100(0.5821)・SMA200(0.5823)の4本すべてを上回る位置へ回復し、SMA25乖離率は+2.166%と15ペアで最大です。ただしSMA配列は下降パーフェクトオーダーのままで、移動平均線の並びは上から200日→100日→50日→25日と下向き。価格が急に飛び出しただけの状態で、トレンドが転換したわけではない点には注意が必要です。AUD/USD(0.7019、+0.540%)はSMA25(0.6960)・SMA50(0.7008)・SMA200(0.6908)を上回り、SMA100(0.7051)のみ上方という混在。原油が-5.2%と反落するなかでも、ドル安の追い風で上昇しました。

⚠️ 注意:NZD/USDは「価格は全SMAの上、でもSMA配列は下降パーフェクトオーダー」という、ちぐはぐな状態です。これは短期的に急騰したものの、中長期の下向きの流れはまだ変わっていないことを意味します。SMA25が上向きに転じて他の線を上抜けていくかどうかが、本物の転換かどうかの判断材料になります。
EUR/CHF・USD/CAD・USD/CHF 📉 USD/CHF-1.27%で先週の75日高値から反落──EUR/CHFは0.9349で高値更新

先週「真のパーフェクトオーダー」だったUSD/CHF(0.8077、週間-1.269%)は反落し、SMA25(0.8097)を割り込みました。SMA50(0.8029)・SMA100(0.7949)・SMA200(0.7924)はまだ下方にあるため大崩れではありませんが、週間高値0.8206で75日高値を更新した直後からの反落という形です。USD/CAD(1.4016、-0.531%)もSMA25(1.4125)・SMA50(1.4048)を割り込み、SMA100・SMA200のみ上回る位置に後退。両ペアともSMA配列は上昇パーフェクトオーダーが残っていますが、価格が上位のSMAを割り込み始めています。一方EUR/CHF(0.9305、+0.034%)はほぼ変わらずながら、週間高値0.934975日間高値を更新。4本すべてのSMAを上回る位置を維持しており、フラン安だけは今週も続いています

EUR/GBP・CAD/JPY・EUR/AUD 🔴 CAD/JPY-3.31%で75日安値112.155円──EUR/AUDは+0.79%

CAD/JPY(112.411円、週間-3.305%)は15通貨ペアで最大の下落率となりました。週間安値112.155円75日間安値を更新し、4本すべてのSMAを下回る位置へ転落。円高に加えて原油の反落(-5.2%)が重なり、先週まで「4本すべてのSMAの上」だった形が一気に崩れました。EUR/GBP(0.8550、+0.190%)は小幅続伸したものの、SMA50(0.8588)・SMA100(0.8629)・SMA200(0.8676)を下回る下降パーフェクトオーダーが継続しています。EUR/AUD(1.6412、+0.790%)は反発し、SMA50・SMA100を上回る位置へ戻しました。

グローバル市場 コモディティ チャート 直近100日
🔵 陽線(上昇)/ 🔴 陰線(下落) 各銘柄の直近100営業日の値動き
📊 日経平均株価 🔄 60,449円まで暴落後、金曜+4.03%の急反発──週間は-0.39%

日経平均は64,362円で週間-0.386%(-249円)と、数字だけ見ればほぼ変わらず。しかし週の中身は激しい往復でした。週の半ばにかけて週間安値60,449円まで売られ、週間始値65,165円からの下げ幅は約4,700円(-7.2%)。先週このレポートで下値目安として挙げた「62,705円、その先は60,000円の大台」に、実際に接近しました。ところが金曜(7/31)に+2,495円(+4.032%)の急反発となり、64,362円まで戻して引けています。SMA25(66,881円)・SMA50(67,123円)は依然として大きく上方にあり、月間では-8.674%(-6,113円)と大幅マイナス。レンジ内位置は62.0%です。

⚠️ 注意:金曜の+4.03%は大きな反発ですが、円が同じ日に-1.19%(ドル円ベース)と急騰するなかでの株高という、やや説明しにくい組み合わせです。SMA25(66,881円)・SMA50(67,123円)はいずれも2,500円以上も上方にあり、チャートの形は依然として弱いまま。60,449円という週間安値が「二番底」として機能するかどうかが、今後の分かれ目になります。
📈 NYダウ平均 📈 週間+1.04%で52,485ドル──レンジ内90.2%、100日高値に接近

NYダウは52,485ドルで週間+1.035%(+538ドル)と3週ぶりに反発しました。週間高値52,902ドルは100日間高値53,289ドルに接近し、レンジ内位置は90.2%と先週の83.7%からさらに上昇。SMA25(52,344ドル)・SMA50(51,706ドル)をともに上回る位置を回復しました。月間では+0.344%(+180ドル)とプラスを維持。日経が週の半ばに-7%超の暴落を演じるなかでも米株は崩れず、100日チャートでは3月末の45,057ドルからの上昇基調がそのまま続いている形です。日経の月間-8.67%との差はさらに開きました。

💡 チェックポイント:米10年利回りが4.74%(100日高値)まで上昇するなかで、NYダウがレンジ内90.2%まで戻したのは強さの証拠です。100日高値53,289ドルを更新できるかが次の焦点。ただし米株の堅調さと日経の弱さ、そして急激な円高が同時に起きている点は、日本市場に固有の要因が意識されている可能性を示唆します。
📈 米10年国債利回り 🚀 4.74%で100日高値を更新──レンジ内99.7%、それでもドル安

米10年国債利回りは4.74%で週間+1.411%(+0.07ポイント)と上昇が続き、週間高値4.75%100日間高値を更新しました。レンジ内位置は99.7%と、ほぼ最高水準に張り付いています。SMA25(4.57%)・SMA50(4.53%)を明確に上回り、月間では+6.034%(+0.27ポイント)の上昇。先週このレポートで「4.71%を明確に上抜けると…」と書いた水準を、実際に超えてきました。チャートでは6月下旬の4.37%付近から、ほぼ一本調子の右肩上がりが続いています。

⚠️ 注意:ここが今週いちばんの「ねじれ」です。米金利が100日高値を更新しているのに、ドルは全面安になりました。通常なら金利上昇はドル買い材料です。それでもドル円が-3.8%下げたということは、日米金利差以外の力が働いたと考えるのが自然です。ドル円は金利差だけで動くわけではない、ということを改めて確認させられた週でした。
😨 VIX指数(恐怖指数) 🔄 20.88へ急騰後に15.99へ急低下──週間-13.94%、レンジ内6.2%

VIX指数は15.99で週間-13.940%(-2.59ポイント)の大幅低下。ただし週の中では週間高値20.88まで急騰し、そこから週間安値15.82まで一気に鎮静化するという激しい往復でした。金曜は前日比-6.437%(-1.10ポイント)。レンジ内位置は6.2%と、先週の17.8%から急低下しています。SMA25(17.19)・SMA50(17.38)をともに下回り、月間では-3.617%。日経の暴落→急反発とほぼ同じタイミングで、恐怖が急速に巻き戻された形です。

🔴 注意:レンジ内6.2%という水準には見覚えがあります。7月第2週(W28)にVIXがレンジ内0.3%まで低下した翌週、VIXは+24.9%急騰し日経は-6.4%の暴落となりました。極端な楽観は突発的な調整の前触れになりやすい、というパターンです。今回も同じになるとは限りませんが、わずか3週間で「極端な楽観→暴落→極端な楽観」を往復している市場の不安定さは、頭に入れておきたいところです。
₿ ビットコイン(BTC/JPY) 🔴 週間-5.93%で1,000万円割れ──991万円、レンジ内14.5%

ビットコインは9,912,861円で週間-5.931%(-624,951円)の大幅安となり、1,000万円を割り込みました(データ日:8/1)。週間高値10,739,894円から週間安値9,889,958円まで、週を通して下げ続けた形です。金曜も前日比-4.392%(-455,324円)と下落が加速。SMA25(10,432,586円)・SMA50(10,263,256円)をともに割り込み、レンジ内位置は14.5%と先週の30.4%から大きく低下しました。月間では-0.145%とわずかにマイナス転落。6月の1,000万円割れから回復してきた流れが、ここで途切れた格好です。

⚠️ 注意:SMA25・SMA50をともに割り込み、レンジ内14.5%まで低下しました。円建てで見ているため、今週の急激な円高(-3.8%)が下落幅を膨らませている点は割り引いて考える必要があります。それでも100日安値9,393,403円までの距離は5%ほどしかなく、下値警戒の局面です。
⟠ イーサリアム(ETH/JPY) 📉 週間-4.18%で30万円割れ──294,110円、月間は+7.27%を維持

イーサリアムは294,110円で週間-4.179%(-12,826円)と反落し、30万円を割り込みました(データ日:8/1)。週間高値323,294円まで上昇する場面もありましたが、そこから3万円近く下げています。金曜は前日比-4.242%。SMA25(302,168円)は割り込んだものの、SMA50(287,146円)はまだ下方にあり、BTCよりは形を保っています。レンジ内位置は37.1%(先週42.4%)。月間では+7.268%(+19,927円)とプラスを維持しており、BTC(月間-0.145%)との差は続いています。

🛢️ WTI原油 📉 週間-5.20%で84.67ドル──3週ぶり反落も月間は+23.46%

WTI原油は84.67ドルで週間-5.195%(-4.64ドル)と3週ぶりに反落しました(データ日:7/31)。週間高値86.87ドル・週間安値77.78ドルと値幅は9ドル超あり、週の中で一度80ドルを割り込んでから戻した形です。金曜は前日比+1.292%と反発して引けています。SMA25(78.09ドル)は上回るものの、SMA50(82.21ドル)とほぼ同水準まで下げました。レンジ内位置は34.8%(先週42.5%)。月間では+23.462%(+16.09ドル)と大幅プラスを維持しており、2週続いた急騰の一部を吐き出した程度の調整です。

🥇 金(Gold) 🔄 週間-0.46%で4,049.1ドル──レンジ内6.8%、安値圏で膠着

金は4,049.1ドルで週間-0.455%(-18.5ドル)と小幅反落しました(データ日:7/31)。週間高値4,118.5ドル・安値4,017.9ドルと、4,000〜4,100ドルの狭いレンジでの推移が続いています。SMA25(4,065.94ドル)はわずかに上方、SMA50(4,200.92ドル)は大きく上方にあり、レンジ内位置は6.8%と100日間の安値圏のまま(先週7.8%)。月間では-0.472%とわずかにマイナスです。3月の5,200ドル台からの下降トレンドが続くなか、直近は4,000ドル手前で下げ渋る動きになっていますが、上向きに転じる兆しはまだ見えません。

🥈 銀(Silver) 📉 週間-1.82%で57.59ドル──先週の反発が続かず、レンジ内7.5%

銀は57.59ドルで週間-1.816%(-1.06ドル)と反落(データ日:7/31)。先週+4.67%と大きく反発しましたが、続きませんでした。週間安値57.22ドルは100日間安値55.01ドルには届いていないものの、レンジ内位置は7.5%と再び安値圏へ(先週10.2%)。SMA25(58.66ドル)を割り込み、SMA50(64.28ドル)は依然として大きく上方にあります。月間では-4.151%(-2.49ドル)とマイナスです。先週「底は打ったかも?という段階」と書きましたが、確認にはやはりもう少し時間が必要そうです。

⬜ 白金(Platinum) 📈 週間+3.57%で1,650.3ドル──貴金属で唯一の上昇、先週と逆転

白金は1,650.3ドルで週間+3.571%(+56.9ドル)と大きく反発し、貴金属3品目のなかで唯一の上昇となりました(データ日:7/31)。先週は逆に「金・銀が反発するなかでひとり下げた」銘柄でしたから、きれいに立場が入れ替わっています。週間高値1,651.9ドルまで上昇し、SMA25(1,613.72ドル)を上抜けました。ただしSMA50(1,708.16ドル)はまだ上方にあり、レンジ内位置は17.0%(先週8.9%)と改善したものの安値圏であることに変わりはありません。月間では+3.864%(+61.4ドル)とプラスです。

💡 チェックポイント:白金がSMA25を上抜けたのは、貴金属3品目のなかで唯一です。レンジ内位置も8.9%→17.0%と改善しました。金・銀が安値圏で膠着するなか、白金だけが先行して形を整えつつある点は注目に値します。SMA50(1,708.16ドル)が次の壁です。
🇨🇳 上海総合指数 / 🇮🇳 インド SENSEX 📈 インドが+2.68%で急反発・上海は+0.47%と小幅高

新興国株はそろって上昇しました。インドSENSEX(78,095、データ日:7/31)は週間+2.675%(+2,035ポイント)と急反発。先週割り込んだSMA25(77,261)・SMA50(76,395)をともに回復し、レンジ内位置は74.8%と先週の39.6%から大きく改善しました。月間でも+1.524%とプラスに転じています。上海総合(3,832.26、データ日:7/31)は週間+0.474%(+18.06ポイント)と小幅続伸。2週連続の上昇ですが、SMA25(3,929.08)・SMA50(4,001.94)はいずれも大きく上方にあり、レンジ内位置は17.6%と安値圏のまま。月間では-6.813%と大幅マイナスが続いています。

💡 チェックポイント:インドはレンジ内39.6%→74.8%と1週間で大きく回復し、SMA25・SMA50をそろって回復しました。一方の上海は2週続けて上昇しても、レンジ内17.6%・月間-6.8%と依然として弱い位置。同じ「新興国株」でも中身はまったく違う状態が続いています。

📋 今週の全体まとめ

チャートをざっくり3グループに分けると——

🟢 上昇したもの:白金(+3.57%・貴金属で唯一の上昇・SMA25上抜け)、インドSENSEX(+2.68%・SMA25/50を回復・レンジ内74.8%)、NZD/USD(+1.63%・全SMA上へ回復)、EUR/USD(+1.36%・SMA25/50を回復)、GBP/USD(+1.16%・全SMA上へ復帰)、NYダウ(+1.04%・レンジ内90.2%)、EUR/AUD(+0.79%)、AUD/USD(+0.54%)、上海総合(+0.47%)、米10年利回り(4.74%・100日高値更新・レンジ内99.7%)、EUR/GBP(+0.19%)、EUR/CHF(+0.03%・75日高値0.9349更新)

🔴 下落したものUSD/JPY(-3.80%・2021年以降で3番目の下落幅・全SMA下抜け)、CAD/JPY(-3.31%・75日安値112.155円)、AUD/JPY(-3.30%・75日安値110.463円)、GBP/JPY(-2.69%)、CHF/JPY(-2.68%・75日安値194.859円)、EUR/JPY(-2.66%・75日安値181.32円)、BTC(-5.93%・1,000万円割れ・レンジ内14.5%)、WTI原油(-5.20%・3週ぶり反落)、ETH(-4.18%・30万円割れ)、銀(-1.82%・先週の反発続かず)、USD/CHF(-1.27%)、USD/CAD(-0.53%)、金(-0.46%・レンジ内6.8%)、日経平均(-0.39%)

🟡 方向感を探っている:VIX(15.99・週内に20.88まで急騰後に急低下しレンジ内6.2%)、日経平均(60,449円まで暴落後、金曜+4.03%の急反発で往って来い)

ひと言でまとめると、「ドル円が週間-3.8%の急落で全SMAを下抜け──円全面高でクロス円4ペアが75日安値、しかし米金利は100日高値を更新」という週でした。先週まで「164円が目前」「真のパーフェクトオーダー」と書いていたドル円が、わずか1週間で157円台まで6円以上下げ、4本すべての移動平均線を下抜けました。当ブログのヒストリカルデータ(2021年〜286週)で見ても3番目に大きい週間下落幅です。特筆すべきは、米10年利回りが4.74%で100日高値を更新しているのに円高が進んだ点。金利差では説明しにくい動きで、EUR/JPY・AUD/JPY・CAD/JPY・CHF/JPYの4ペアが75日安値を更新する円の全面高となりました。株式では日経が週間安値60,449円まで暴落したあと金曜に+4.03%の急反発で戻し、週間ではほぼ変わらず。一方NYダウはレンジ内90.2%まで上昇し、日米の差はさらに開いています。VIXは20.88まで急騰したあと15.99・レンジ内6.2%まで急低下しましたが、これは7月第2週に「極端な楽観」を警告した直後に暴落が起きたときと同じ水準です。コモディティは原油が3週ぶりに反落し、貴金属では白金だけが+3.57%と反発。暗号資産はBTCが1,000万円割れ、ETHが30万円割れと崩れました。来週は、ドル円がSMA200(157.933円)を回復できるか、日経が60,449円の安値を守れるか、そしてレンジ内6.2%まで下がったVIXが再び跳ねないかが焦点になります。

※ 本記事は個人による相場チャートの分析まとめです。投資の推奨・助言を目的とするものではありません。投資に関する最終判断はご自身でお願いします。相場は予告なく大きく変動することがあります。余裕資金での投資を心がけましょう。