米国の強い景気指標を受けて米10年国債利回りが週間高値5.23%まで上がり、4週連続で100日間高値を更新した週でした。水曜(9/23)の米9月PMI速報は総合58.4(予想55.2)と2021年7月以来の高水準で、追加利上げ観測からドルは木曜(9/24)に主要通貨すべてに対して上昇。日本の3連休(9/21〜23)明けのドル円は週間高値159.037円と160円が視野に入りました。流れを変えたのは金曜(9/25)、片山財務相が「日米首脳会談でトランプ大統領から円安への懸念が示された」と明かしたことです。円が買い戻され、ドル円は金曜だけで-1.545円。週間では+0.268%の157.295円と小幅高にとどまり、円はドル以外の5つの円ペアすべてで上昇しました。原油は米国とイランのホルムズ海峡再開をめぐる協議が報じられ、週間-7.84%の92.44ドルと12銘柄最大の下落。金は-2.36%で3本すべてのSMAの下に入りました。一方、ビットコインは+4.16%で100日間高値を更新し、日経平均は連休明けの2日間で+2.07%、9/25終値66,364円(5日続伸)です。
ドル円は157.295円で週間+0.268%(+0.421円)と2週続伸しましたが、中身は上下に大きく振れました。週間始値156.82円から、米PMIと米金利の上昇で9/24に週間高値159.037円まで上げ、SMA50(158.606円)とSMA200(158.458円)を一時上抜け。ところが金曜は始値158.84円から終値157.295円まで-1.545円(-0.973%)の大陰線で、週間安値は156.575円です。移動平均線はSMA25(157.002円)の上に出た一方、SMA50・SMA100(159.565円)・SMA200の下に戻り、SMA配列は「混在」。先週の「4本すべてのSMAの下」からは抜け出しました。SMA25乖離率は-0.236%から+0.186%へプラスに転じています。チャートでは、9月上旬の152〜153円台の底から陽線が続いた戻りが、SMA100の手前で長い上ヒゲと大陰線に変わった形です。
先週6ペア全敗だった円は、今週はドル円を除く5つの円ペアすべてで上昇しました。下落率順にAUD/JPY(110.474円、週間-1.160%)、GBP/JPY(208.321円、-0.858%)、CAD/JPY(111.223円、-0.861%)、EUR/JPY(179.162円、-0.583%)、CHF/JPY(189.761円、-0.552%)。どのペアも金曜(9/25)に前日比-0.5〜-1.1%の陰線で週の安値圏に戻っています。AUD/JPYは先週取り返したSMA200(111.270円)を再び割り込み、4本すべてのSMAの下へ。EUR/JPYは4本すべてのSMAの下のまま、SMA配列が下降パーフェクトオーダー(SMA25 181.436円<SMA50 182.921円<SMA100 183.989円<SMA200 184.103円)に並びました。CHF/JPYも下降パーフェクトオーダーが続き、SMA200乖離率は-4.355%から-4.832%へ再び広がっています。GBP/JPYの週間安値208.006円は、75日間安値207.097円まで1円弱のところです。
EUR/USDは1.1391で週間-0.834%(-0.0096ドル)と2週続落しました。週間高値1.1495・週間安値1.1359は7/28以来の安値です。4本すべてのSMA(SMA25 1.1556・SMA50 1.1534・SMA100 1.1531・SMA200 1.1619)の下が2週続き、SMA25乖離率は-1.432%、SMA200乖離率は-1.214%から-1.969%へ広がりました。チャートでは、9月上旬の1.16台から陰線が続き、SMA50・SMA100が束になった1.153付近を上から見下ろす形になっています。
GBP/USDは1.3244で週間-1.121%(-0.0150ドル)と2週続落しました。週間高値1.3400・週間安値1.3204。4本すべてのSMA(1.3468/1.3462/1.3419/1.3448)の下が2週続き、SMA25乖離率は-1.661%です。4本のSMAが1.342〜1.347の狭い範囲に集まっていて、その下に大きく離れた形。75日間安値1.3140まではあと0.8%です。英国では9/24の9月CBI流通取引調査が-55(予想-49)と弱い内容でした。
AUD/USD(0.7023、週間-1.427%)は15通貨ペアで最大の下落となり、3週続落です。週間高値0.7140・週間安値0.7004。SMA25(0.7142)・SMA50(0.7091)・SMA100(0.7068)を割り込み、終値はSMA200(0.7021)のわずか上(乖離率+0.030%)。SMA配列は上昇パーフェクトオーダーの並びが続いていますが、価格は4本中3本の下です。9/24の豪8月雇用統計は就業者数+3.95万人と強かった一方、失業率は4.6%へ上昇し、ドル高の流れを止められませんでした。NZD/USD(0.5667、週間-1.013%)は5週続落で、4本すべてのSMA(0.5834/0.5846/0.5827/0.5852)の下が3週続いています。週間安値0.5652は75日間安値0.5629まであと0.4%。9/22にRBNZのブレマン総裁が原油高によるインフレに言及して一時買われましたが、続きませんでした。
USD/CAD(1.4139、週間+1.108%)は15通貨ペアで最大の上昇です。週間高値1.4154で、4本すべてのSMA(1.3902/1.3946/1.3962/1.3842)の上が2週続き、SMA25乖離率は+1.708%。75日間高値1.4248まではあと0.8%です。USD/CHF(0.8284、週間+0.781%)は3週続伸で、週間高値0.8297がそのまま75日間高値と2週連続の更新。4本すべてのSMA(0.8141/0.8122/0.8046/0.7945)の上で、SMA配列も上昇パーフェクトオーダーに並び、今週から「真のパーフェクトオーダー」になりました。EUR/CHF(0.9436、週間-0.011%)は15ペアで最小の変動。週間安値0.9369はちょうどSMA50(0.9369)で、そこから戻しています。4本すべてのSMA(0.9410/0.9369/0.9280/0.9234)の上で、6週連続の真のパーフェクトオーダーです。
EUR/AUD(1.6212、週間+0.591%)は、週間安値1.6067がそのまま75日間安値の更新となったあと反発し、SMA25(1.6180)の上に戻りました。SMA50(1.6266)・SMA100(1.6313)・SMA200(1.6562)の下で、SMA配列は下降パーフェクトオーダーのままです。CAD/JPY(111.223円、週間-0.861%)は4本すべてのSMA(112.809/113.683/114.229/114.447)の下で、下降パーフェクトオーダーが2週続いています。週間安値110.991円は75日間安値110.55円の手前です。EUR/GBP(0.8600、週間+0.288%)はSMA25(0.8575)・SMA50(0.8562)に加えてSMA100(0.8587)も上抜け、残るはSMA200(0.8635)だけになりました。
日経平均はCSVのデータ日が9/24(木)で、65,514円・週間+2.148%(+1,378円)です。週間変動は9/17終値(64,136円)との比較で、間に日銀会合後の9/18(+882.70円)を含んでいます。日本は9/21〜23が祝日のため、今週の取引は9/24・25の2日間だけでした。CSVに含まれない9/25(金)は前日比+850.21円の66,364.20円で5日続伸、9/18終値(65,018.95円)からは+1,345.25円(+2.07%)です。9/24時点でSMA5(64,415円)・SMA25(65,318円)を上抜け、SMA50(65,612円)はわずかに下。9/25の終値はSMA50も上回っています。レンジ内位置は38.8%から47.4%へ上昇、月間は-0.520%とほぼ横ばいまで戻りました。
NYダウは51,829ドルで週間+0.282%(+146ドル)と、5週ぶりに上昇しました。週間高値52,319ドル・週間安値51,124ドル。金曜(9/25)は+479ドル(+0.932%)で、週の後半に安値から戻しています。SMA5(51,721ドル)は上回りましたが、SMA25(52,593ドル)・SMA50(52,797ドル)の下は3週続いています。レンジ内位置は49.3%から49.2%とほぼ変わらず、月間は-3.059%です。
米10年国債利回りは5.18%で週間+3.721%(+0.19ポイント)と大きく上昇しました。週間高値5.23%がそのまま100日間高値で、4週連続で直近100営業日の最高値を更新しています。週初の9/21は原油安で4.95%前後まで低下しましたが、9/23の米PMIと9/24の世界的な債券安で5.2%台へ。SMA5(5.08%)・SMA25(4.88%)・SMA50(4.77%)をすべて上回り、レンジ内位置は95.0%、月間は+11.149%です。100日チャートでは、9月に入ってから線が立ち上がるように上昇しているのがわかります。
VIX指数は14.87で週間+0.405%(+0.06ポイント)とほぼ横ばいでした。週間高値16.57・週間安値14.12で、金曜は-5.105%と下げて週を終えています。SMA5(14.96)・SMA25(15.56)・SMA50(15.97)をすべて下回り、レンジ内位置は10.6%から11.2%。100日間安値13.80に近い低い水準が続いています。
ビットコインは13,219,097円で週間+4.156%(+527,481円)と2週続伸し、12銘柄で最大の上昇率となりました(データ日:9/25)。週間高値13,751,700円がそのまま100日間高値で、直近100営業日の最高値を更新しています。ドル建てでは9/21に約8万7,000ドルと1月下旬以来の高値をつけました。その後は米金利の上昇で上げ幅を縮め、SMA5(13,434,973円)は下回りましたが、SMA25(12,454,670円)・SMA50(11,866,105円)の上は維持。レンジ内位置は92.4%から87.8%、月間は+5.036%です。
イーサリアムは423,656円で週間+3.416%(+13,994円)と2週続伸しました(データ日:9/25)。週間高値441,606円がそのまま100日間高値で、2週連続で直近100営業日の最高値を更新しています。週間安値は402,302円。SMA5(429,157円)はわずかに下回り、SMA25(395,997円)・SMA50(371,239円)の上は維持。レンジ内位置は99.8%から90.9%、月間は+6.145%です。
WTI原油は92.44ドルで週間-7.836%(-7.86ドル)と2週続落し、12銘柄で最大の下落率となりました(データ日:9/25)。比較の基準となる前週終値は100.30ドルで、先週のCSVで95.47ドルだった9/18の値が、報道ベースの10月限清算値(100.30ドル)に改定されています。週間始値101.00ドル・週間高値101.08ドルから、週間安値88.71ドルまで下げました。9/24は協議への期待の後退で+2.66%反発しましたが、9/25に再び-2.29%。SMA5(93.92ドル)・SMA25(93.06ドル)を割り込み、SMA50(88.04ドル)の上は維持しています。レンジ内位置は59.9%、月間はまだ+12.416%です。
金は4,320.5ドルで週間-2.359%(-104.4ドル)と反落しました(データ日:9/25)。週間高値4,422.1ドル・週間安値4,278.3ドル。9/23の米PMI後に4,280ドル付近まで下落し、9/24も米金利の上昇で売られています。先週下値を支えたSMA50(4,354.53ドル)を割り込み、SMA5(4,339.44ドル)・SMA25(4,461.56ドル)と合わせて3本すべてのSMAの下に入りました。レンジ内位置は55.6%から44.1%へ低下、月間は-7.152%です。
銀は64.71ドルで週間-2.774%(-1.85ドル)と反落しました(データ日:9/25)。週間高値66.67ドル・週間安値63.00ドル。先週取り返したSMA5(64.86ドル)・SMA25(66.00ドル)を再び割り込み、SMA50(63.64ドル)の上だけが残りました。レンジ内位置は34.7%から28.6%、月間は-4.824%です。
白金は1,800.8ドルで週間-0.150%(-2.7ドル)とほぼ横ばいでした(データ日:9/25)。週間安値1,745.7ドルまで下げたあと、金曜に前日比+2.956%と戻しています。SMA5(1,783.34ドル)・SMA50(1,750.79ドル)の上、SMA25(1,812.19ドル)のわずかに下という位置は先週と同じです。レンジ内位置は40.5%、月間は-1.901%。チャートでは、白金は6月以降データが飛び飛びになっている日が多い点にご注意ください。
上海総合(3,888.37、データ日:9/24)は5週ぶりに終値データが取得でき、週間+0.329%(+12.77ポイント)でした。ただし週間高値3,967.68から下げ、終値が週間安値。SMA5(3,927.76)・SMA25(3,923.22)・SMA50(3,900.48)をすべて下回り、レンジ内位置は28.4%です。来週は10/1から国慶節の連休に入ります。インドSENSEX(73,581、データ日:9/24)は週間-0.975%(-734ポイント)と7週続落。週間安値73,564は100日間安値73,319まであと0.3%、終値からでも0.4%です。3本すべてのSMA(74,418/75,833/76,771)の下が5週続き、レンジ内位置は17.1%から4.5%へ低下、月間は-5.248%です。
チャートをざっくり3グループに分けると——
🟢 上昇したもの:ビットコイン(+4.16%・13,219,097円・12銘柄で最大の上昇・週間高値13,751,700円で100日間高値を更新)、米10年利回り(+3.72%・5.18%・週間高値5.23%で4週連続の100日間高値更新・2007年以来の水準)、イーサリアム(+3.42%・423,656円・2週連続で100日間高値を更新)、日経平均(+2.15%・65,514円・データ日9/24・SMA25を上抜け・9/25は+850円の66,364円で5日続伸)、USD/CAD(+1.11%・15ペア最大の上昇・全SMA上)、USD/CHF(+0.78%・週間高値0.8297で2週連続の75日間高値更新・真のパーフェクトオーダー入り)、EUR/AUD(+0.59%・75日間安値を更新してから反発)、VIX(+0.41%・14.87・レンジ内11.2%)、上海総合(+0.33%・5週ぶりに終値データ取得)、EUR/GBP(+0.29%・SMA100を上抜け)、NYダウ(+0.28%・51,829ドル・5週ぶりの上昇もSMA25・SMA50の下)
🔴 下落したもの:WTI原油(-7.84%・92.44ドル・12銘柄で最大の下落・米イラン協議の報道・限月交代をまたぐ)、銀(-2.77%・SMA5とSMA25を再び割り込む)、金(-2.36%・4,320.5ドル・SMA50を割り込み3本すべてのSMAの下へ)、AUD/USD(-1.43%・15ペア最大の下落・SMA200ちょうどで止まる)、AUD/JPY(-1.16%・SMA200を再び割り込み全SMA下へ)、GBP/USD(-1.12%・全SMA下)、NZD/USD(-1.01%・5週続落)、インドSENSEX(-0.98%・7週続落・レンジ内4.5%で100日間安値まであと0.4%)、CAD/JPY(-0.86%・下降パーフェクトオーダー継続)、GBP/JPY(-0.86%)、EUR/USD(-0.83%・週間安値1.1359は7月末以来)、EUR/JPY(-0.58%・下降パーフェクトオーダー入り)、CHF/JPY(-0.55%・下降パーフェクトオーダー継続)、白金(-0.15%・金曜に+2.96%戻す)、EUR/CHF(-0.01%・15ペア最小の変動・6週連続の真のPO)
🟡 方向感を探っている:USD/JPY(+0.27%・157.295円。週間高値159.037円まで上げたが金曜に-1.545円の大陰線。SMA25の上・SMA50〜SMA200の下の「混在」)
ひと言でまとめると、「米金利は5.2%台まで上がったが、ドル円は160円の手前で当局のけん制に止められた」という週でした。9/23の米PMIは2021年7月以来の高水準で、追加利上げ観測から米10年利回りは週間高値5.23%、4週連続の100日間高値更新。ドルは9/24に主要通貨すべてに対して上がり、ドル円は159.037円、USD/CHFは75日間高値を更新して真のパーフェクトオーダー入り、USD/CADは15ペア最大の上昇、AUD/USDは15ペア最大の下落、EUR/USDは7月末以来の安値です。ところが9/25に片山財務相が「トランプ大統領から円安への懸念が示された」と明かすと円が買い戻され、ドル円は金曜だけで-1.545円。円はドル以外の5つの円ペアすべてで上昇し、EUR/JPYは下降パーフェクトオーダー入り、AUD/JPYはSMA200を再び割り込みました。原油は米国とイランの協議の報道で週間-7.84%。原油が下がっても金利は上がり、金は3本すべてのSMAの下、インドSENSEXは7週続落で100日間安値まであと0.4%です。一方でビットコインとイーサリアムは100日間高値を更新し、日経平均は連休明けの2日間で+2.07%、VIXは15前後で落ち着いたまま。来週は9/29のRBA、10/1の日銀短観、そして10/2の米9月雇用統計。ドル円が159.037円を超えて160円を試すのか、当局のけん制で200日線(158.458円)の下にとどまるのかが焦点です。
週明けの原油は、日曜夜の取引開始直後にフーシ派によるリヤドへの攻撃が伝わって100ドルを上回ったものの、そこから崩れました。月曜(9/21)は米中央軍が「ホルムズ海峡の通航量が6か月ぶりの高水準に達した」とし、トランプ大統領が国連総会の場でイラン側と「おそらく会う」と述べたことで、戦争のリスクを上乗せしていた分がはがれ、WTIは5%近く下落しました。火曜(9/22)にはイランがホルムズ海峡の再開を提案したとの報道と、サウジがヤンブー港からの輸出を再開する用意があるとの報道が続き、原油はさらに下落(イラン国営メディアは報道を否定)。同じ9/22(米東部時間)には高市首相とトランプ大統領の日米首脳会談が行われています。株式は月曜に半導体株主導でS&P500が約6週間ぶりの大幅高、ビットコインは約8万7,000ドルと1月下旬以来の高値をつけました。SECがトークン化した米国株のオンチェーン取引を一部認める適用除外を出したことも追い風とされています。
水曜(9/23)に発表されたS&Pグローバルの米9月PMI(購買担当者景気指数)速報値は総合58.4と、予想の55.2・8月の56.0を大きく上回り、2021年7月以来の高水準になりました。サービス業は58.7で約5年ぶり、製造業は57.0で2022年以来の高さです。雇用も約4年ぶりのペースで増えた一方、仕入れ価格と納期の遅れも加速しており、インフレ圧力が強まっていることを示す内容でした。先週(9/16)に2023年以来の利上げをしたFRBにとって、「景気が強く、物価も上がっている」という追加利上げを後押しするデータです。発表後、金は4,280ドル付近まで下落しています。この日は日本が祝日(秋分の日)で、東京市場は3連休の最終日でした。
木曜(9/24)は世界的な債券安の1日でした。米10年国債利回りは5.2%前後と2007年以来の水準まで上がり、FRB高官から「インフレリスクは上向き」「緩やかな追加利上げが正当化される」との発言も出て、10月FOMCでの利上げ確率は約7割まで上がったと報じられています。ホルムズ海峡の再開合意への期待が後退した原油は反発し、ドルは主要7通貨すべてに対して上昇。ドル円は159.04円(週間高値159.037円)まで上げましたが、片山財務相の介入をけん制する発言もあって159円台には定着しませんでした。同じ日、スイス国立銀行(SNB)は政策金利を0%に据え置き、フランが売られてUSD/CHFは0.8296まで上昇。豪8月雇用統計は就業者数+3.95万人(予想+1.51万人)と強い一方、失業率は4.6%へ上昇しています。米中首脳会談では貿易休戦を1月10日まで約2か月延長することで合意しましたが、金利主導の相場の流れは変わりませんでした。
金曜(9/25)、片山財務相は閣議後の会見で、今週米国で行われた日米首脳会談で「トランプ米大統領から円安への懸念が示された」と明らかにしました。高市首相は一般論として「円の過小評価は問題だ」と伝えたとしています。日米の通貨当局は7月末に約28年ぶりの円買い協調介入を実施しており、今回の会談はその際の共同声明を首脳間で確認した形です。首脳間の為替のやりとりを財務相が明かすのは異例で、円安進行へのけん制と受け止められました。ドル円は158円台後半から東京午後に158円を割り込み、ロンドン時間には157.49円まで下落。ユーロ円・ポンド円も安値を更新し、円は全面高となりました。日銀が公表した8月CPIの基調的な指標(特殊要因を除くベース)が前年比+2.6%(7月+2.3%)へ上がったことも、早期の追加利上げ観測につながったと指摘されています。日経平均はAI・半導体株と銀行株が買われ、前日比+850.21円の66,364.20円で5日続伸。
国連総会の場で、イランのアラグチ外相が「条件が満たされれば7日目の終わりにホルムズ海峡を開く」とする案を示しました。報道では、条件として全戦線での戦闘停止、米国による海上封鎖と原油制裁の解除、凍結資産の解放などが挙げられ、核協議はその後とされています。ルビオ国務長官は「大きな進展と言うのは誤り」と述べ、米国は核問題を先に話し合いたい立場です。それでも協議が続いていること自体が材料となり、WTIは前日比-2.29%の92.44ドルで週を終えました。
・9/29(火)オーストラリア準備銀行(RBA)の政策金利発表──利上げが予想されています。翌9/30(水)には豪8月CPI
・9/30(水)月末・四半期末──ポジション調整の売買が出やすいタイミング
・10/1(木)日銀短観(9月調査)──利上げ後の企業の景況感と物価見通し。中国は10/1から国慶節の連休
・10/2(金)米9月雇用統計──PMIで示された雇用の強さが確認されるか。10月FOMCの利上げ観測に直結します
・そのほか米国とイランのホルムズ海峡をめぐる協議の行方(原油・米金利・円の3つに効きます)
チャート面では、ドル円が今週の高値159.037円を超えて160円を試すのか、それとも当局のけん制で200日線(158.458円)の下にとどまるのかが最初の焦点です。