オセアニア通貨が総崩れとなりました。ニュージーランドドル(NZD)が最弱8位(-1.2744)に2週連続でとどまり、4週間続いた「首位↔最弱」の交互往復パターンがついに崩壊。X/NZD全7ペアが上昇する「完璧な全方位型NZD安」が続くなか、前週2位だった豪ドル(AUD)も7位(-1.1455)へ-5ランクの急落で、AUD絡みの6ペアが下落するほぼ全方位型のAUD安に。AUD/CAD(-1.400%)は今週最大の下落率を記録しました。一方、米ドル(USD)は+0.7708で首位を2週連続キープし、USD/XX全7ペアが上昇する全方位型USD高も2週連続。約9週続いた「首位通貨は翌週後退する」というパターンをついに打破しました。USD/JPYは161.69円までさらに上昇し介入警戒域へ。カナダドル(CAD)が5位から2位へ、英ポンド(GBP)が7位から3位へと、前週下位だった通貨が急浮上しています。
| 順位 | 通貨 | 強弱指数 | 前週 | 可視化 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 🇺🇸 USD | +0.7708 | 1位 → | |
| 2 | 🇨🇦 CAD | +0.4768 | 5位 ⬆ | |
| 3 | 🇬🇧 GBP | +0.4700 | 7位 ⬆ | |
| 4 | 🇯🇵 JPY | +0.4547 | 3位 → | |
| 5 | 🇨🇭 CHF | +0.3222 | 6位 → | |
| 6 | 🇪🇺 EUR | -0.0745 | 4位 ⬇ | |
| 7 | 🇦🇺 AUD | -1.1455 | 2位 ⬇ | |
| 8 | 🇳🇿 NZD | -1.2744 | 8位 → |
| 順位 | ペア | 変化率 | 方向 |
|---|---|---|---|
| 1 | USD/NZD | +1.786% | USD首位 / NZD最弱 |
| 2 | USD/AUD | +1.711% | USD首位 / AUD急落 |
| 3 | CAD/NZD | +1.619% | CAD浮上 / NZD最弱 |
| 4 | JPY/NZD | +1.518% | JPY堅調 / NZD最弱 |
| 5 | GBP/NZD | +1.501% | GBP急浮上 / NZD最弱 |
| 順位 | ペア | 変化率 | 方向 |
|---|---|---|---|
| 最下位 | AUD/CAD | -1.400% | AUD急落 / CAD浮上 |
| -2 | AUD/CHF | -1.170% | AUD急落 / CHF堅調 |
| -3 | EUR/JPY | -0.474% | EUR軟調 / JPY堅調 |
今週最大のテーマはオセアニア通貨の総崩れです。NZDが最弱8位(-1.2744)に2週連続で沈み、USD/NZD(+1.786%)、CAD/NZD(+1.619%)、JPY/NZD(+1.518%)、GBP/NZD(+1.501%)など、X/NZD全7ペアが上昇する「完璧な全方位型NZD安」が継続。さらに前週2位だったAUDが7位(-1.1455)へ-5ランク急落し、USD/AUD(+1.711%)、JPY/AUD(+1.437%)、GBP/AUD(+1.430%)、AUD/CAD(-1.400%)、AUD/CHF(-1.170%)と、AUD絡みも6ペアで下落。AUDが優位を保ったのは最弱NZD相手のAUD/NZD(+0.065%)だけで、こちらもほぼ全方位型のAUD安です。先週は「AUDがNZDの暴落から独立して上昇」と書きましたが、今週は両者そろって最下位圏へ沈み、オセアニア通貨がまとめて売られました。
先週まで4週連続で「首位→最弱→首位→最弱」と一週おきに往復していたNZDが、今週は「最弱→最弱」と2週連続で最下位にとどまりました。交互往復のパターンが続くなら今週は首位のはずでしたが、先週「こうした規則性は突然崩れるのが常」と警告した通り、規則性は崩壊。NZDの強弱指数も-0.8014から-1.2744へさらに悪化し、振れ幅はむしろ再拡大しています。RBNZの政策スタンスへの解釈は依然定まらず、今週は明確に「弱気方向に振り切れた」格好です。
USDが前週に続き首位(+0.7708)を堅持。USD/NZD(+1.786%)、USD/AUD(+1.711%)、USD/EUR(+0.723%)、USD/CHF(+0.373%)、USD/GBP(+0.304%)、USD/JPY(+0.256%)、USD/CAD(+0.242%)と、USD/XX全7ペアが上昇する「全方位型USD高」も2週連続で実現しました。注目すべきは、5月以降ほぼ毎週続いていた「新たに首位となった通貨は翌週に順位を落とす」というパターンを、USDがついに打破した点です。USD/JPYは161.28円から161.69円へさらに上昇し、円安が進行しました。ただし強弱指数自体は+1.0553から+0.7708へ縮小しており、ドル高の勢いはやや鈍化しています。
前週5位だったCADが2位(+0.4768)へ+3ランク、前週7位だったGBPが3位(+0.4700)へ+4ランク浮上しました。CADはCAD/NZD(+1.619%)、AUD/CAD(-1.400%)でオセアニア2通貨に大幅優位を示し、原油(WTI)の下げ止まり・反発が追い風に。GBPもGBP/NZD(+1.501%)、GBP/AUD(+1.430%)でオセアニアに優位を確立し、前週-5ランク急落の反動高となりました。今週は「オセアニア総崩れ」の裏返しとして、その相手方となったCAD・GBPが相対的に押し上げられた構図です。
前週首位(+1.0553)から今週も首位(+0.7708)を堅持し、2週連続の1位。USD/NZD(+1.786%、今週全28ペア中最大の上昇率)、USD/AUD(+1.711%)を筆頭に、USD/EUR(+0.723%)、USD/CHF(+0.373%)、USD/GBP(+0.304%)、USD/JPY(+0.256%)、USD/CAD(+0.242%)と、USD/XX全7ペアが上昇する「全方位型USD高」を2週連続で実現しました。5月以降続いた「首位通貨は翌週後退する」というパターンを、USDがついに打破。FRBの利下げ後退観測と、基軸通貨ドルへの資金集中が引き続きドル買いを支えています。USD/JPYは161.69円まで上昇しました。
前週5位(-0.3080)から2位(+0.4768)へ+3ランク浮上し、プラス圏へ復帰。CAD/NZD(+1.619%、今週3位の上昇率)、AUD/CAD(-1.400%、今週最大の下落率)でオセアニア2通貨に大幅優位を示しました。CAD/CHF(+0.132%)でスイスフランに、JPY/CAD(-0.068%)で円にもわずかに優位。一方、USD/CAD(+0.242%)でドルに、GBP/CAD(+0.059%)でポンドにはわずかに劣後しました。前週「原油下げ止まりで最弱脱却」と書いた流れが今週さらに進み、原油(WTI)の反発を背景にCADが上位へ浮上しています。
前週7位(-0.4530)から3位(+0.4700)へ+4ランク浮上、マイナス圏からプラス圏へ復帰しました。GBP/NZD(+1.501%、今週5位の上昇率)、GBP/AUD(+1.430%)でオセアニア2通貨に大幅優位、EUR/GBP(-0.456%)でユーロにも優位を示しました。GBP/CHF(+0.146%)でスイスフラン、GBP/CAD(+0.059%)でカナダドルにもわずかに優位、GBP/JPY(+0.002%)で円とほぼ均衡。一方、USD/GBP(+0.304%)でドルにのみ劣後しました。前週-5ランク急落の反動高で、ドル以外のほぼ全通貨に勝利しています。
前週3位(+0.2877)から4位(+0.4547)へ1ランク下げましたが、指数はむしろ上昇しプラス圏を維持。JPY/NZD(+1.518%、今週4位の上昇率)、JPY/AUD(+1.437%)でオセアニア2通貨に大幅優位、EUR/JPY(-0.474%、今週下から3番目)でユーロに優位を示しました。JPY/CHF(+0.080%)でスイスフランにもわずかに優位、GBP/JPY(+0.002%)でポンドと均衡。一方、USD/JPY(+0.256%)でドルに、JPY/CAD(-0.068%)でカナダドルにわずかに劣後しました。「対ドルでは円安、それ以外には円高」という構図が続き、USD/JPYは161.69円まで上昇しています。
前週6位(-0.3362)から5位(+0.3222)へ1ランク上昇し、マイナス圏からプラス圏へ復帰しました。CHF/NZD(+1.446%)、AUD/CHF(-1.170%、今週下から2番目)でオセアニア2通貨に大幅優位、EUR/CHF(-0.371%)でユーロに優位を示しました。一方、USD/CHF(+0.373%)でドルに、GBP/CHF(+0.146%)でポンドに、CAD/CHF(+0.132%)でカナダドルに、JPY/CHF(+0.080%)で円にわずかに劣後。上位通貨には及ばないものの、総崩れのオセアニア相手に確実に値を稼ぎ、中位へ浮上しました。
前週4位(+0.0622)から6位(-0.0745)へ-2ランク下げ、わずかにマイナス圏へ転落しました。EUR/NZD(+0.986%)、EUR/AUD(+0.935%)で総崩れのオセアニア2通貨には優位を保ったものの、勝てたのはこの2通貨だけ。USD/EUR(+0.723%)でドルに、EUR/JPY(-0.474%、今週下から3番目)で円に、EUR/GBP(-0.456%)でポンドに、EUR/CAD(-0.419%)でカナダドルに、EUR/CHF(-0.371%)でスイスフランに、いずれも劣後しました。「最下位2通貨にしか勝てない」という、ほぼ下位グループの位置に沈んでいます。
前週2位(+0.4933)から7位(-1.1455)へ-5ランクの急落、プラス圏からマイナス圏へ転落しました。USD/AUD(+1.711%、今週2位の上昇率)でドルに大敗したのを筆頭に、JPY/AUD(+1.437%)、GBP/AUD(+1.430%)、EUR/AUD(+0.935%)、AUD/CAD(-1.400%、今週最大の下落率)、AUD/CHF(-1.170%)と、AUD絡みの7ペア中6ペアで下落。AUDが優位を保ったのは最弱NZD相手のAUD/NZD(+0.065%)のみで、ほぼ全方位型のAUD安です。前週「NZDの暴落から独立して上昇」したAUDが、今週はNZDと運命を共にして崩れました。
前週最弱8位(-0.8014)に続き、今週も最弱8位(-1.2744)。USD/NZD(+1.786%、今週全28ペア中最大の上昇率)、CAD/NZD(+1.619%)、JPY/NZD(+1.518%)、GBP/NZD(+1.501%)、CHF/NZD(+1.446%)、EUR/NZD(+0.986%)、AUD/NZD(+0.065%)と、X/NZD全7ペアが上昇する「完璧な全方位型NZD安」。NZDは8通貨すべてに対して下落しました。注目は、4週間続いた「首位↔最弱」の交互往復が今週崩れ、最弱を2週連続で定着させた点です。指数も-0.8014から-1.2744へさらに悪化し、弱気方向に振り切れました。
AUD(7位-1.1455)とNZD(8位-1.2744)が、そろって最下位圏に沈みました。先週は「AUD2位・NZD最弱」と明暗くっきりでしたが、今週は両者がまとめて売られる「同時安」に反転。X/NZD全7ペアが上昇する全方位型NZD安に、AUD絡み6ペア下落のほぼ全方位型AUD安が重なり、USD/NZD(+1.786%)・USD/AUD(+1.711%)がそろって変化率トップ2を占めました。両通貨の唯一の接点であるAUD/NZD(+0.065%)はほぼ横ばいで、「どちらがマシか」すら判別しにくいほど共倒れの一週でした。
USD(1位+0.7708)とJPY(4位+0.4547)が揃って上位に並びました。USD/JPY(+0.256%)でドルが円に優位を保ち161.69円まで上昇したものの、両通貨ともオセアニア2通貨に対しては圧倒的優位(USD/NZD +1.786%、JPY/NZD +1.518%、USD/AUD +1.711%、JPY/AUD +1.437%)。基軸通貨ドルと安全通貨円に底堅い需要が集まる構図が続いています。今週はスイスフラン(5位)もプラス圏へ浮上し、安全通貨グループがやや厚みを増しました。
欧州3通貨が「GBP(3位+0.4700)・CHF(5位+0.3222)・EUR(6位-0.0745)」と、上位から下位まで分かれました。前週「EUR最強・GBP最弱」だった欧州内序列が、今週は「GBP・CHF浮上、EUR後退」と完全に入れ替わり。EUR/GBP(-0.456%)でポンドがユーロに、EUR/CHF(-0.371%)でスイスフランがユーロに優位を示し、「欧州内序列:GBP>CHF>>EUR」が明確化しました。GBP・CHFはオセアニア総崩れの恩恵を受けて浮上した一方、EURは最下位2通貨にしか勝てず欧州最弱に転落しています。